筋活動非対称性指数・活動性指数

 閉口筋筋活動の不協調は顎機能異常の誘因のひとつであり,その客観的診査法として筋電図分析法が広く用いられてきた。 接触歯の数,早期接触の有無,さらには顎顔面形態が,咬頭嵌合位での筋活動に影響するといわれる。
 われわれ(平山雅一,田中昌博.咬頭嵌合位での咬筋,側頭筋筋活動の非対称性指数と活動性指数の 正常範囲設定に関する研究.日本補綴歯科学会雑誌 38:43-51,1994)は, マッスルバランスモニタ を使用し,咬頭嵌合位での咬みしめ時における咬筋と側頭筋前部において,それぞれの筋活動の左右的バランスを 示す非対称性指数(Asymmetry Index),また両筋の相対的活動を示す活動性指数(Activity Index)を求め,それらの正常範囲設定について検討を行った。




 
 

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