顎関節部粘弾性測定システム

顎関節部粘弾性測定システム

 下顎の歯の動揺測定結果から,思わぬ副産物として顎関節のゆるみを測定する研究が始まった。 岡山大学の岡の協力を得て,われわれ(鍋島史一:顎関節部軟組織の生物力学特性に関する研究, 補綴誌,36:299−313,1992)は,下顎の前歯に力を加えたときの下顎骨のゆれから, 顎関節部軟組織の力学的性状を推定した。
 以後,臨床での汎用性を高めるために,オトガイ部を加振点に変更し,龍田は健常者と顎関節症患者の比較および,測定結果と咬合との 関連性についての研究を行っている。


 
 

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