咬合力

オクルーザルフォースメータ

 臨床において,咀嚼能力の力学的検査基準となる上下顎歯の咬合力を測定することは, 顎口腔系の機能および治療効果を知る上で基本的な指標となる.これまでに, 種々の測定装置による咬合力測定が行われてきたが,装置の大きさ,測定精度, 測定法の複雑さなどの問題点があり,臨床応用に至っていないのが現状である。 最近,臨床応用を念頭においた咬合力測定器オクルーザルフォースメーターRGM10が開発された。
 われわれ(貴島真佐子,田中誠也,佐藤正樹,岩田光生,龍田光弘,田中昌博,川添堯彬. オクルーザルフォースメータを用いた咬合力測定について.日本顎頭蓋機能学会雑誌10: 61,1997)は本装置を用い,最大咬合力,設定咬合力に達するまでの発揮時間, 発揮平均速度を若年者,高齢者で測定を行った。


 
 

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