研究所長あいさつ

 大阪歯科大学中央歯学研究所は、昭和56年4月に大学の総合研究の場として「総合研究部」が設立されたことに始まり、楠葉学舎移転計画を契機に平成7年4月名称を「中央歯学研究所」と改められ、平成9年4月から現組織体制での業務を開始しました。
 本研究所は、口腔科学分野の研究に必要な10実験施設と中央材料室を有し、公共性が高く、かつ、一教室で維持することが困難な実験機器を数多く設置しています。学内の全ての研究者に開放され、本学で行われる実験・研究の中核施設として重要な役割を果たすとともに、大学院生をはじめ若手研究者に対する教育・実習の場として活用されています。また、研究に対する心構えや動機、意欲を継続的にサポートするため、オリエンテーションや、講演会、セミナー、備品選定のための研究発表会などを行っています。
 私は、本年度から2年間中央歯学研究所の第8代所長を拝命いたしました。大阪歯科大学には、大学院23専攻科をはじめ歯学部や附属病院に豊富な専門分野の人材があり、この利点を活かして実践や研究の課題に合わせた複合的・有機的な連携を進めることができます。これまでの研究活動、運営方針を受け継ぎながら、必要な改善を図り、(1)「共同利用・共同研究機能の活性化」と、(2)「研究交流並びに人材交流を通して産学連携を促進する」ことで、学術研究の発展のお手伝いができればと願っております。また、(3)「人材育成のさらなる発展」を目指したいと考えています。さらに、研究は高い研究レベルであることはもちろんのこと、その成果を歯科医療現場に役立たせ、そして国民にどう還元するかがより重要であるため、本研究所は(4)「ニーズを的確に捉えるとともに発信能力を強化し」、研究活動を展開してまいります。
 本研究所の目的は、ライフサイエンスの発展、ひいては国民の生活・福祉の向上と人類の持続的発展に貢献することだと理解しています。そうしたダイナミックかつ知的刺激に満ちた研究所であり続け、その使命を存分に果たせるよう、最大限の努力をして参りたいと考えております。大阪歯科大学中央歯学研究所の活動を是非ご高覧頂き、種々ご意見を頂戴いたしたく存じます。そして、引き続き御支援、御協力のほどを何卒宜しくお願い申し上げます。


所長:有田 憲司