大阪歯科大学 黄菊会

〒573−1121 大阪府枚方市楠葉花園町8−1
電話(昼間):(072)864−3127
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大阪歯科大学 黄菊会 会長 辻井 純弘


一.「人生僅か五十年」、また「人生古来稀れ」と言われる七十才でさえも過去のことで、われわれの平均よわいも八十才をこえている現世であります。

二.私たちは、人々が長寿を保たれることを望むとともに、病魔に犯されずひとしく美しい人生を楽しまれることを心より念願するものであります。

三.しかし、この念願を達し健康長寿を保つには、常に健康管理の基本である「医学・歯学」の進歩発達に待たねばなりません。

四.それには、常に「医学・歯学の研究を助成するとともに、医学生、歯学生を教育し期待にこたえる医師、歯科医師の育成」であり、その前提として「人体の組織構造を知るための遺体解剖実習が必要であることは当然であります。

五.人の生涯を通じ健康で 長寿を保つには、よい歯でよく噛むと言うことは衆人の知るところでありますが、ただそればかりではなく歯科の治療領域から全身的疾患が発見されたり(例え ば糖尿病、白血病など)、また内科疾患が歯の病気から起こるというような例(関節炎、リュウマチス、心膜炎など)が非常に多く報告されております。

 ゆえに、口腔に限られている歯科医学においても人体全般の知識をを習得し、いつもその因果関係を極める必要があります。したがって一般医学とともに歯科医学としても同様、その基礎となる解剖実習が非常に重要、かつ、かくべからざる所以であります。

六.解剖実習に提供される遺体の増加は、医学・歯学の教育研究を促進する重大な要因であります。この現実からして近い将来人生の幸福を根本から破壊する恐ろしい病気を根絶し、私たちの心から念願する健康長寿を達成できると信じるものであります。

七.そこで、私たちは率先して死後、自らの遺体を歯学の教育研究のために、大阪歯科大学に献体し、この念願を達成し、悟りに生きる悲願成就を果たそうとするものであります。

八.それには、先づ大悟徹底し、死後厄介になるべき家族に対し、充分に「遺体献納の了解」を取りつけることが先決であります。

九.「人は死して名を残す」と言われていますが、私たちは死して徒らに墓石に埋まるだけでなく、自分自身の体を後世の人のため有意義に役立つことに対し、大悟と誇りをもつべきであります。

十.こうした趣旨と立場から他人にのみ頼ることなく、自分が進んで率先この悲願成就に立ち上がるべきものと信じる次第であります。


本学の献体会である「黄菊会」は昭和47年(1972年)5月に、故白数美輝雄(当時理事長・学長)氏、本会の会員第一号になられた故松本音吉氏(初代会長)をはじめとして、太田義邦大阪歯科大学名誉教授(当時教授)、その他関係者によって発足されました。昭和48年6月に大阪四天王寺境内に立派な慰霊碑が建立され、この碑には「歯学の教育・研究に寄与されたる崇高なる御霊ここにあり」とあります。黄菊会の名付け親は元厚生大臣故斎藤 昇氏です。発足当初の入会者は15名と少数でしたが、平成19年7月1日現在会員数は2420名となりました。黄菊会の機関誌である「きゞ久」の発刊は、昭和53年(1978年)4月に始まり、昭和55年に第2号が発刊された後は、毎年1刊が発刊され、平成19年5月には29号が発刊されています。この機関誌は会員相互、学生と会員との連絡に役立っており、とくに、学生の解剖実習の感想は会員の人々に喜ばれています。


Q 献体とは何ですか?

A 献体とは、医学・歯学 の大学における人体解剖学の教育・研究に役立たせるため、自分の遺体を無条件・無報酬で提供することをいいます。 「自分の死後、遺体を医学・歯学の教育と研究のために役立てたい」とこころざした人が、生前から献体したい大学またはこれに関連した団体に名前を登録しておき、亡くなられた時、遺族あるいは関係者がその遺志にしたがって遺体を大学に提供することによって、はじめて献体が実行されることになります(日本篤志献体協会Webサイトより引用させていただきました)。

Q 献体する手順はどうなりますか?

A 葬儀が終わったあと、ご遺体を大学がお預かりし、立派な歯科医師となる基礎の教育と研究に役立たせていただきます。遺骨はお預かりして約3年後の遺骨返還式(毎年3月)でお返ししております。

Q 入会するために資格はありますか?

A 入会するために資格といったむずかしいことはありませんが、家族や近親者若しくは逝去後の処理を託される人達の同意を得ることが、入会のための重要な条件です。

Q 入会金、会費はいくらですか?

A 入会金も会費も必要ありません。

Q 同意者はどんなひとがいいですか?

A まず、家族の方、特に子供に同意を得てください。

  自分の子供・兄弟姉妹がいないときは、甥または姪の同意を得てください。

  同意書は一世代下の方で、できるだけ2名でおねがいします。自分より年上の方はご遠慮ください。

  以上の条件に当てはまらない方も、詳しくは、黄菊会事務局にお問い合わせください。

Q 慰霊祭とは何ですか?

A 毎年5月に大学主催により、四天王寺にご遺族をはじめ関係者多数をお招きして、解剖体慰霊祭を盛大かつ厳粛に挙行し、献体者の御霊をお慰めしています。

Q 遺骨返還式とは何ですか?

A その年度に、解剖させていただいた方のご遺骨をご遺族の方に返還する式典です。毎年、3月に開催され、学長、黄菊会会長、解剖学講座の教員が参列させていただいております。

Q 告別式は行えますか?

A 告別式も、通夜も通常亡くなられた方と同様、行っていただけます。

Q 告別式の費用は大学が負担してくれますか?

A 大学では費用を負担できません。

Q 棺は必要ですか?

A 特に必要ございません。告別式の場合は棺のまま引き取りさせていただきます。

Q いつでも遺体を引き取ってくれますか?

A ご遺体の引き取り業務は原則として大学の就業時間となります。また、寝台車の手配の都合上、すぐにお迎えに参上できない場合があります。ご了承ください。

Q 納骨はできますか?

A 希望者は、こちらのほうから、四天王寺に納骨させていただきます。

Q 会誌はありますか?

A 毎年、「きゞ久」という会誌を発行しております。


会員総数 2475名(平成20年3月31日現在)


会員が逝去されたときのご家族による献体手順

 会員やご家族の方から、会員が逝去されたとき献体するにはどうすればよいかとよく問い合わせがあります。

 これに関しましては、入会申込書と同時にお送りいたしました黄菊会趣意書にも「献体の手順」が書いてあります。念のため、この「きゞ久」の紙面でも献体手順について具体的に要領を書いておきますのでお読み下さい。

一、逝去の通知

昼夜いつでも直接大学へ連絡してください。

昼間  072−864−3127     072−864−3052  解剖学講座へつながります。

夜間と休日
     
     夜間  072−864−3029   守衛室へつながります。

電話で通知していただく事項

一、     死亡された方の会員番号・氏名・死亡年月日・死亡場所・死因

二、     連絡を下さっている方(ご遺族代表)の氏名・現住所・電話番号・(死亡された方からみた)続柄

三、    ご遺体の受取り場所と日時・連絡先・道順と目標物

四、    告別式をされるか否か。されない場合は直ちにご遺体は大学へ献体となります。

五、    告別式をされる場合は式終了後に献体となります。このときは告別式の日時と場所ならびにその他必要事項を連絡願います。

六、     以上が決定してから一報ください。深夜の死亡通知は避けてください。

二、ご遺体の側で準備していただくこと

一、      遺髪、ご遺骨の返還までに約三年を要しますので、ご家族の方はご遺体の頭髪・爪等を取っておいて下さい。

二、      書類 下記の三種類の書類は、献体の際必ずいただかねばならないものですので、会員が死亡されましたらすぐにご準備ください。

              ○死亡診断書(二部のうち一部はコピーで結構です)

              ○火葬許可証(火葬場は大阪市立瓜破斎場)

              ○遺族の解剖承諾書  ご遺体をお迎えに参上するとき大学から担当のものが持参します。

       三、印鑑   各種書類に捺印していただきますのでご用意ください。

三、ご遺体のお迎えについて

○死亡後直接大学へ献体される場合

大学から担当のものが、寝台車でお迎えに参上します。

ご遺体の引き取り業務は原則として大学の就業時間内となります。また、寝台車の手配上、死後すぐにお迎えに参上できない場合がございますので、ご了承ください。

○告別式後に献体される場合

   告別式終了後に前項の要領にてお迎えに参上します。

ご遺族の方々は式場あるいは自宅でお別れ願います。

大学までのお見送りは担当のものが責任をもって実行しますので、ご遺族の方の大学までのお送りは必要ございません。

※できるだけ予定時刻に間に合うように参りますが、交通事情等により遅くなることがありますのでご了承ください。

四、学生教育・研究させていただくまでの順序

ご遺体が大学に到着しますと、直ちに保存処理に取り掛かります。この処理には数ヶ月の時間を要しますので献体後すぐに解剖・研究はできません。保存完了後解剖予定にしたがい、一年間にわたる入念な解剖・研究に入りますが、ご遺族に返還されるまで約三年間を必要とします。

五、ご遺骨の返還

教育研究のための解剖が完了しますと、学生はご遺体に花を捧げます。大学の方で火葬をすまし、斎場から遺骨を引き取り、「遺骨返還式」の日取りをご遺族の方々に通知します。








登録に必要な書類を郵送させていただきます。

下記に連絡(郵便、電話、eメール)をお願いいたします。


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