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理事長・学長挨拶

五つの力(りょく)の目標を掲げて
−伝統を生かし、人間性豊かな歯科医師養成−

現在、日本社会は大きな変革の時代にあります。少子高齢化が進む中で、社会全般のグローバル化が進展し、新たな知識、産業の創設が求められています。歯科界にあっては、80歳になっても20本以上の自分の歯を保持する「8020運動」を展開するとともに、自分の歯と変わらない人口歯を入れる「インプラント再生先進技術」を推進するなど、口腔内の治療法はもとより、できるだけ長く自然な歯で、食が楽しめるような医療知識、医療技術の研究が展開されています。
また、近年社会が歯科医師に求めているのは、優れた技術のみではありません。患者さんへの思いやりや温かな心を持った歯科医師へのニーズが高まり、細やかな配慮ができる医師が必要とされています。こうした状況を踏まえると、これからは学力と人間性を両輪とする歯科医師養成教育が必要であると考えられます。
大阪歯科大学では、2011年に100周年を迎えるにあたり、「五つの力の目標」を掲げ、よき伝統を生かしつつ、さまざまな改革を行っていきます。
改革の柱の一つは、学生の学力向上と教員の教育力向上です。学生の学力向上については、学生が意欲を持って学習でき、国家試験への備えとしても万全のカリキュラムを導入します。教員の教育力向上については、海外留学を積極的に推奨し、グローバル化に十分耐え得る筋道と研究力を後進の学生に身につけさせ、将来の進路拡大への大きな励みとすることを構想しています。
もう一つの柱は、温かい人間性の涵養です。Student Oriented System(スチューデント・オリエンテッド・システム:学生中心主義)を標榜し、学生と教員のふれあいの場を数多く設けると同時に、社会奉仕活動を正規の授業に取り入れるなど、多様な人間性教育を行っていきます。学生を甘やかすのではなく、一人ひとりの顔が見える少人数体制のもと、歯科医師に必要な素養を身につけるための教育を実施していきます。
さらに、より社会のニーズに合った歯科医師を多数輩出し、学問の府として社会に貢献するために、授業料などの面で門戸を広げ、より歯科医師の適性に秀でた学生を募集していきます。
努力をする者が報われる時代です。歯科医師としての一歩を踏み出そうとする皆さんが、大阪歯科大学で充実した6年間を過ごし、これからの社会が期待する立派な医療人として活躍されることを心から願います。

理事長・学長 川添 堯彬

理事長・学長 川添 堯彬