各講座・研究室の一覧(23講座、10教室)です。
研究活動、講座紹介、研究業績、および教員を紹介しています。
教授1名、准教授1名、講師2名と助教2名の講座が教育、研究を担っている。また、臨床講座から4名の大学院生を預かっている。
教授 福島久典:定年が近いので、研究は「高野槙抽出成分の歯周病原細菌に対する殺菌効果」に限られている。
准教授 山中武志:元々は病理学を専攻。オスロ大学に4年間留学後、当研究室にスカウトされる。免疫学を主体に口腔バイオフィルム形成菌と宿主側の応答、バイオフィルム形成関連遺伝子の検索等忙しくしている。
講師 山根一芳:大歯大卒、大学院修了。臨床分離株からバイオフィルム形成菌を分離し、同定する臨床との橋渡し役をするとともに、バイオフィルム形成関連遺伝子も追いかけている。
講師 真下千穂: 京都大学大学院修了後パスツール研究所に留学、分子生物学が専門。もうすぐ開花しそう。ご主人はハンサムらしい。
| 教授 | 福島 久典 |
|---|---|
| 准教授 | 山中 武志 |
| 講師 | 山根 一芳、真下 千穂、南部 隆之 |
| 助教 | 円山 由郷 |

我々の講座では20年前から、粘性物質を産生する歯周病原細菌Prevotella intermedia/nigrescensを主体に、その病原メカニズムについて研究を進めている。粘性物質を精製し、マンノースを含む多糖で構成されていることが明らかになるに及び、我々が追いかけている細菌はバイオフィルム形成菌であることが明らかになった(図)。
臨床から分離した口腔バイオフィルム形成菌のほとんどが、継代培養を繰り返すことによってその菌体外多糖産生性を失う。これが、これまで口腔バイオフィルム形成菌に関する研究がなかった理由である。ところが我々の講座では20数年前から、各臨床講座との共同研究で数多くの臨床分離株を保存している。その中に、菌体外多糖産生性を保持している菌属・種を10数株見出した。
バイオフィルム形成に関連する遺伝子を検索するためには様々なアプローチがあるが、我々は以下の方法を用いている。
既に我々は難治性根尖性歯周炎から分離したEscherichia hermanniiで確認し、当該遺伝子が膜輸送遺伝子であることを明らかにしている。
また、Actinomyces viscosus、Rothia、Neisseria、VeillonellaからもKO株を得ている。今後、我々は口腔バイオフィルム形成菌の病原メカニズムやバイオフィルム形成遺伝子について追求し、バイオフィルム感染症の治療に役立てる所存である。