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貴重図書紹介

本学図書館が所蔵する貴重図書のうち、45種50点について紹介しています。
本学では、16世紀以降に欧米で出版された歯学および医学・生物学分野の貴重図書を収集しています。

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No. 43

No. 43
『歯の解剖学』 第4版
Black, Greene Vardiman. 著

Descriptive anatomy of the human teeth.  4th ed.

出版地 Philadelphia
出版者 The S. S. White Dental Manufacturing Co.
出版年 1902
ページ数 xvii, 169 p
挿図 ill
大きさ 22 cm

ブラック(1836−1915)は、歯科保存学の先駆者であるだけでなく、歯牙解剖学や歯科病理学などの研究に、また各種の歯科用器械の改良と考案に、さらに歯学教育者として、歯科学全域に及ぶ活動を展開しており、「ブラックの前にブラックなし、ブラックの後にブラックなし」と評された。彼は独学で歯科学を修めて開業したのち、一連の研究論文によって注目を浴び、ミズーリ歯科医学校やシカゴ歯科医学校の教授を経て、ノースウェスタン大学の教授となり、1897年から死去するまでは歯学部長を務めた。
本書は彼の主著のひとつで、初版は1890年に出版されており、その後も版を重ねた。

No. 44

No. 44
『歯科治療学の研究』 初版
Black, Greene Vardiman. 著

A work on operative dentistry.

出版地 Chicago
出版者 Medico-Dental Publ. Co.
出版年 1908
ページ数 2 v.(xi, 319 p. ; xvi, 403 p.)
挿図 portrait, ill
大きさ 27 cm

ブラック(No. 43)の卓越した永続的な功績は、窩洞形成の体系を作ったことにある。彼は、1891年より齲蝕の病理に裏付けられた窩洞形成の理論を発表し、画期的な予防拡大法を解き、独自の窩洞分類法を提唱して、充填治療システムを確立した。また、理工学実験から平衡性合金となるアマルガム処方を発表した。以上のような彼のライフワークをまとめて出版したのが本書である。本書は、上巻“The pathology of the hard tissues of the teeth”と下巻“The technical procedures in filling teeth”からなっており、20世紀の保存修復学の主流を築いた名著といわれている。1914年には、ブラックの弟子でウィーン大学教授のピヒラーHans Pichlerによってドイツ語に訳されている。

No. 45

No. 45
『歯科病理学特論』 初版
Black, Greene Vardiman. 著

A work on special dental pathology devoted to the diseases and treatment of the investing tissues of the teeth and the dental pulp, including the sequelae of the death of the pulp; also, systematic effects on mouth infections, oral prophylaxis and mouth hygiene.

出版地 Chicago
出版者 Medico-Dental Pub. Co.
出版年 1915
ページ数 xxviii, 489 p
挿図 ill
大きさ 26 cm

ブラック(No. 43)が死の数ヵ月前に出版した本書は、歯科病理学における彼の生涯にわたる研究活動を集大成したものであり、彼の死後も版が重ねられた。
1916年のアメリカ歯科医師会総会では、ブラックの多大な功績を記念するための委員会が設けられ、1918年にシカゴのリンカーン公園に彼の記念像が建てられた。