これから21世紀に向けて,学会としての方向性を確立し,国民および歯科界に向けて,新たな提言を行っていく必要があります.
この度,第104回日本補綴歯科学会学術大会は,次期会長である大阪歯科大学川添堯彬教授が大会長として,新しい試みを企画していただきました.
21世紀の高齢化社会への対応として,歯科補綴学の面から,問題点を探り,国民の健康に貢献できるための提言を行うことにしました.
一方,Global(地球規模)な立場から,わが国の補綴学ならびに補綴臨床が国際水準に到達しているかどうかを検証する試みとして,大阪歯科大学権田悦通教授を大会長,井上 宏教授を組織委員長として「国際シンポジウム大阪2000」が企画されました.
特に「補綴臨床のグローバルスタンダードを目指して」をテーマとかかげ,世界最先端の補綴臨床を再考すると共に,Crown Bridge,Partial dentureとComplete dentureの3部門の学理に立脚した補綴学を再履修することにしました.
いずれも,興味ある課題がいっぱいですので,学会員ならびに開業していられる非学会員の諸先生方のご参加をお待ち申し上げます.
日本補綴歯科学会
会長 田中久敏
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