新歯科医師臨床研修プログラムの概要

 高齢者歯科の研修は、附属病院6階の高齢者歯科において5ヶ月間行います。70歳以上の患者を対象とし、補綴治療を主体とした総合的診療計画の立案と基本的技術の習得を目的としています。超高齢社会といえる現在、歯科医療における高齢患者の割合は日々増加しています。

 高齢者は有病率が高く、全身的疾患への配慮や患者のペースに合わせた治療が必要であり、相互の信頼関係の構築は一層重要であります。クラウンブリッジ、局部床義歯、総義歯および顎補綴などの補綴治療全般の専門的な技術の習得はもちろん、患者へのラポール構築や隣接医学の知識を学びます。加えて、病院外の施設への訪問歯科診療では、入院患者や施設入居者の口腔ケアから義歯製作までをベッドサイドで行います。通院不可能な患者に関しては、一週間以内の短期入院下での歯科診療を行います。

 研究面においては、症例報告・抄読会・学会での研究発表のためのリハーサルに参加します。研修終了後、さらに高齢者歯科医療を専攻したい場合には研修医として、また、大学院生として研鑽を積み、日本補綴歯科学会の認定医、老年歯科学会の認定医の資格取得が可能です。

 時代のニーズに最も近い高齢者歯科で高齢者のQOL向上に私たちと一緒に学びませんか?
 興味のある方,見学希望の方はご遠慮なく06-6910-1050(小正)までお問い合わせ下さい。