病気の原因には大きく内因と外因に分けられるが、各種疾病の本態を理解するには解剖、生理、生化、細菌等の基礎的知識が必要であり、これらの内容を総合的に組み合わせることによって疾病の背景を理解することができる。病理組織診断を行い、治療に必要な適切な情報を収集し、症例について理解し、新しい治療法開発に貢献する。
歯周組織の再生を誘導する物質の開発、象牙質知覚過敏とその対策法、学生の教育効果を上げる方法の探求、光線力学を応用した腫瘍治療法の開発、歯折とその治療について、逆根管充填について。再植の成功率を向上させる手段について、歯の着色について、齲蝕の病理について等を明らにする。
研究者本人が問題を発見し、解決できるように、研究の方向性を与え、若干の軌道修正を行う。
研究者が持っている疑問点は自分で解決できるように指導し、研究者として自立できることを目指す指導を行っている。
1年次:病理学、および分子病理学に関する基本的知識と標本作製、染色の技術を習得
2年次:口腔病理学の基本的知識と免疫染色などの標本作製を習得し病理学会および口腔病理学会での学会発表および副論文の作成
3年次:臨床口腔病理学を収めつつ、副論文の完成、専門学会での発表(海外を含む)および主論文の作成
4年次:主論文の完成および学位審査の申請
大学院修了者は医学部病理学講座の教員として数名が採用されている。なかには優れた研究を行った者は大学院を3年で修了している。また、本学講師(非常勤)として採用されているので、研究意欲のある者は引き続いて研究を行うことができる環境にあり、それを支援している。
主科目授業内容 | |
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病理学 |
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病理学実習 |
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口腔病理学 |
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口腔病理学実習 |
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臨床口腔病理学 |
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臨床口腔病理学実習 |
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分子病理学 |
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1年次:標本作製(40%)、レポート(10%)、試験(50%)について評価
2年次:レポート(20%)、学会発表抄録完成(40%)、プレゼンテーション(40%)について評価
3年次:副論文の完成(80%)、海外発表抄録完成(10%)、プレゼンテーション(10%)について評価
4年次:学位論文の完成(80%)、プレゼンテーション(10%)、試験(10%)について評価。最終の評価は各学年の評価に加えて学会発表および論文公表をもって評価