大阪歯科大学附属病院 歯科麻酔科は、患者様に安全・安心な質の高い全身管理に努めて参ります。

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ご挨拶

歯科麻酔学講座教授よりご挨拶

 大阪歯科大学歯科麻酔学講座を担当しております百田(ももた)です。当科の ホームページにアクセス頂きありがとうございます。

 歯科麻酔科は、昭和51年に京都大学から着任された稲本 晃教授によって開講されました。昭和56年からは稲本教授の門下生である上田 裕教授が大阪歯科大学における歯科麻酔科医の育成に尽力され、講座運営を構築されました。平成14年からは小谷順一郎教授が口腔外科手術における気道管理、静脈内鎮静法の有用性、安全なモニター管理の構築、地域医療における歯科麻酔科医の発展に尽力され、平成27年2月から私が4代目として担当させて頂いております。

 当科では、口腔外科手術の全身麻酔管理をはじめ、循環器疾患、脳血管障害などの全身疾患を有する外来患者さんが安心して歯科治療を受けて頂けるよう、各科との連携をとりチーム医療を行っています。さらに、歯科治療に対し強度の不安を有する患者さんや異常絞扼反射(いわゆる空えずき)のため、歯科治療を受けることが困難な患者さんに対しては静脈内鎮静法や静脈麻酔法を応用し、患者さんに満足いただける歯科医療の提供に努めています。口腔領域の難治性疼痛に対するペインクリニック外来も行っております。これまでに歯科麻酔認定医、専門医を取得したスタッフは近畿圏を中心とした病院歯科や地域歯科医師会口腔保健センター障がい者歯科診療の一員として参加し、良好な地域医療連携が構築できつつあると自負しております。安全で安心して頂ける歯科治療の提供に今後も努めていく所存です。

 大学として歯学部学生に対する教育はもちろん、歯科麻酔認定医、専門医の育成は歯科麻酔科の重要な使命の一つです。すでに超高齢化社会が到来しています。大学病院での高度医療を習得し実践するとともに、種々の全身疾患を有する患者さんの病態を適切に把握し安全な歯科治療の提供、口腔機能の回復に貢献できる歯科医師を一人でも多く育てていけるよう医局員一同取り組んで参ります。どうぞ宜しくお願いいたします。

1963年 大阪府堺市生まれ
1982年 愛光学園高等学校 卒業
1988年 大阪歯科大学 卒業
1989年 大阪厚生年金病院麻酔科 研修医
1992年 大阪歯科大学歯学研究科博士課程(歯科麻酔学) 修了
1992年 大阪歯科大学歯科麻酔学講座 助手
1996年 University of Washington, School of Medicine 客員研究員
2003年 大阪歯科大学歯科麻酔学講座 講師
2013年 大阪歯科大学歯科麻酔学講座 准教授
2013年 厚生労働省入省 四国厚生支局 指導医療官
2015年 大阪歯科大学歯科麻酔学講座 主任教授