大阪歯科大学附属病院 歯科麻酔科は、患者様に安全・安心な質の高い全身管理に努めて参ります。

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研究活動

再生医療研究,痛みに関する研究,呼吸モニターの新規開発にむけた基礎研究などを行っており,国内外の多くの雑誌に投稿しています.また,学内外との共同研究を積極的に推進し,基礎研究の成果を速やかに臨床応用可能とするためのトランスレーショナルリサーチを行っています。当講座からこれまでUniversity of Washington, Hahnemann University, University of Oxfordに研究留学しています.我々と一緒に研究しませんか?研究意欲をもっている大学院生を広く募集していますので,大阪歯科大学ホームページをご参照ください.

基礎研究

  • 1.傷害誘導性神経幹細胞に関する研究

    マウス一過性局所脳虚血モデルを用いて虚血/再灌流により誘導される神経幹細胞(induced-Neural Stem/Progenitor Cells:iNSPCs)の神経再生機転について細胞,分子レベルでの解明をテーマに兵庫医科大学先端医学研究所,神戸理化学研究所等と共同研究を行っている.
  • 2.脳虚血耐性に関する基礎的研究

    一過性脳虚血負荷/再灌流操作や一過性に遠隔血管閉塞/再灌流操作を致死的脳虚血負荷の前後(いわゆるプレ・ポストコンディショニング)に行うことで致死的虚血負荷後の組織保護作用について神経再生の面から解明することを目的として研究活動を行っている.
  • 3.疼痛に関与するNGFの発現機序の解明

    NGFが疼痛を惹起するメカニズム、疼痛に関与するNGFの詳細な発現機序について奈良県立医科大学解剖学第2講座と共同研究を行っている.
  • 4.咀嚼機能が脳血管障害後の認知機能に及ぼす影響

    マウス脳梗塞モデルを用い、歯牙を抜去し粉末餌摂取を続けた場合の認知機能について各種行動テストにより評価する.
  • 5.麻酔導入時における吸入麻酔薬の曝露に関する研究

    セボフルランを用いた麻酔導入時のセボフルラン大気汚染濃度を計測し、歯科麻酔医に対する曝露対策を考案する.

臨床研究

  • 1.麻酔薬による呼吸抑制時の咽頭内圧変化の解析

    麻酔薬を投与した際の呼吸筋活動の変化について咽頭内圧センサーを用いて詳細に分析を行う.マスク換気時のポジショニングと咽頭内圧の変化を捉え人工呼吸時の最適な気道確保法の解明に取り組んでいる.
  • 2.経鼻挿管に伴う局所合併症の検討,静脈内鎮静法に関する臨床研究

    歯科口腔外科手術の全身麻酔時の気道管理においては経鼻挿管を行う機会が多い.本学耳鼻科,放射線科と共同で経鼻挿管後の鼻腔変化,顎骨切除後の気道変化と周術期合併症などについて臨床的に解析する.