口腔保健学科において育成する人材

-"健口(けんこう)"の追求が人々の健康を創る-

歯科衛生士は、これまで歯科予防処置、歯科保健指導、歯科診療補助の三大業務などを通して、患者さんの口腔の健康を支えてきました。近年全身の健康維持における口腔ケアの重要性が次々に唱えられ、歯科衛生士は患者さんの生きる喜びを支えるという大切な使命を担うようになっています。歯科衛生学から口腔保健学という大きなフィールドに立つ今、歯学、保健学、看護学、医学、福祉学、統計学といった学際的観点から歯科医療を見つめ、探求心とホスピタリティ豊かな人材を育てます。

さまざまなフィールドで活躍できます!

学び

口腔保健学科では、「臨床現場で求められるだけでなく、広く社会で歯科医療の発展に貢献できる医療人」を目指すための、多彩で充実したカリキュラム構成になっています。

口腔保健学科 4年間のカリキュラム

■印は講義、●印は演習・実習

シラバス

2017年度 第1学年の内容は▶こちら

卒業要件

必修科目と選択必修科目を含めて合計125単位の取得と、第4学年に実施する学士試験の合格を以て卒業要件とする。

口腔保健学科では以下のコースも設け、より社会で求められる医療人を目指すことができます。
「社会福祉士コース」:社会福祉に関する相談などを行う社会福祉士を目指すコース
「医療事務コース」:医療機関での患者との応対、カルテ管理、医療費の計算や請求業務に関する知識などについて学ぶコース

資格・進路

資格

卒業時には、歯科衛生士国家試験の受験資格を得ることができます。また、社会福祉士コースを選択して必要な科目を履修すると、社会福祉士国家試験の受験資格が得られます。

※医療事務コースを選択すると医療事務の資格取得に向けて学習することも可能です。

想定される進路

医療機関
歯科医院や総合病院などに勤務し、多職種のプロフェッショナルと連携して外来患者や入院患者の口腔ケアなどを行います。訪問歯科診療に同行することもあります。
歯科関連企業など
一般企業
歯科関連企業やその他一般企業で、商品の販売促進やセミナーの開催、商品開発や研究などに携わります。その他事業所内の歯科診療室での診療補助や予防処置、歯科保健指導などを行うこともあります。
福祉施設など
介護施設などで利用者に対する口腔ケアや、介護職員などへの歯口清掃指導などを行います。また社会福祉士資格を取得すると、利用者本人や家族からの福祉に関する相談、助言、指導にも応じます。
教育機関
大学や短期大学、専門学校などで教員となり、未来の歯科衛生士を養成します。
行政機関
地域の保健センターで検診業務を担当したり、健康教室や啓発事業の企画・運営を行ったりします。そのほか、地域の公衆衛生事業に携わることもあります。
進学
医療系の大学院などに進学し、口腔保健や公衆衛生などについて研究したり、調査したりすることで、歯科を中心とした保健医療のさまざまな問題に取り組んでいくこともできます。
キャリア支援室
キャリア支援室では、2級キャリアコンサルティング技能士(国家資格)である教員をはじめ全教員が、キャリア相談、キャリア関連セミナー・ガイダンスの開催、就職支援など、学生のみなさんのキャリア形成を全面的にサポートします。

社会で活躍する歯科衛生士

西村 実奈美
平成25年3月
大阪歯科大学歯科衛生士専門学校卒業
平成25年4月
京都市下京保健センター成人保健・医療担当
Q1.行政の歯科衛生士さんってどんな仕事をするの?

私は市町村保健センター、つまり行政で働いています。あまり聞きなれないかもしれませんが、関東では歯科衛生士が公務員として働くのは当たり前です。関西でもどんどん行政に歯科衛生士を、という動きになってきていて、これからさらに採用が増えてくるかと思います。
管理栄養士や薬剤師などと一緒に働いており、乳幼児健診で1歳半などの子どもたちの歯の検診を行ったり、健康教室などのイベントに参加したりしています。 イベントでは、市民の方々に対して「歯磨きをきちんとしていますか?」といった話をしています。

Q2.京都市への就職を決めた理由は?

3年間歯科衛生士学校でたくさんのことを学び、自分がどのような歯科衛生士になりたいか考えたところ、わたしには3つの思いがありました。1つめはむし歯や歯周病などなにか症状がでてから歯科医院に来た人をケアするよりも、なにか症状がでるまえに、予防という観点からアプローチしたい。2つめは歯や口の重要性をたくさんの人に伝えたい。最後3つめに、特定の年代や人ではなく幅広く歯科保健アプローチをしたいと考え、それが可能なのが行政という場所だと思い、京都市に就職しました。