大阪歯科大学附属病院

顎補綴外来について

当外来では、お口にできる腫瘍、外傷、骨髄炎などによってあごや舌を切除された患者さんが、もう一度「食べる」「話す」といった機能を取り戻し、より早く社会復帰できるように、特殊な入れ歯やお口の装置を製作して、「かむ」「のみこむ」「話す」といったリハビリテーションをサポートしています。これらの装置は、先天的に口やあごの組織が欠損している方、脳卒中や神経疾患による「話す」「のみこむ」機能の障害のある方にも有効な場合があります。また、ほとんどの治療に対して健康保険が適用されます。

顎補綴治療の例

1)顎義歯(上あご)

上あごを切除した後に鼻との間を塞ぐ顎義歯(がくぎし)を装着することで、食べたり喋ったりすることが楽になります。

2)顎義歯(下あご)

下あごを切除した後に顎義歯(がくぎし)を装着することで、噛み合わせと外観を回復することができます。

3)舌接触補助床(ぜつせっしょくほじょしょう)

舌を切除した場合や、舌の動きが悪い場合、厚みのある義歯(左)やプレート(右)を上あごに装着することで、飲み込みやすく、しゃべりやすくすることができます。

4)軟口蓋挙上装置(なんこうがいきょじょうそうち)

お口の奥の軟口蓋(なんこうがい)の動きが悪い場合、挙上装置をお口に装着することで、鼻からの空気の漏れをふせぎ、発音を明瞭にすることができます。

初診担当医情報

初診担当医表(PDF)

はじめて受診される方へ

初診担当医が不在の場合がありますので、事前に高齢者歯科受付(06-6910-1081)までお電話いただき、来院日と時間帯をご相談ください。ご来院の際は、手術を受けられた病院またはかかりつけ歯科医の紹介状をお持ちくださいますようお願いいたします。

医療機関の方へ

当外来では、手術前・手術後の患者様のご紹介だけでなく、顎補綴治療に関する専門的なご相談にも対応いたします。ご相談につきましては、まず高齢者歯科受付(06-6910-1081)までお電話ください。

お問い合わせ

連絡先 06-6910-1081
場所  本館6階