大阪歯科大学附属病院

中央画像検査室(歯科放射線科)について

歯科放射線科ではALARA(as low as reasonably achievable)の原則、つまり放射線被曝を「合理的に達成可能な限り低く」するための原則に基づき、正当化および最適化に留意したエックス線撮影を行います。また歯科放射線専門医による画像診断レポートを作成し院内に配信しています。人間ドックや医科領域は、放射線専門医(関西医科大学放射線科)の応援医師による読影がなされています。


  • 学会施設認定
    ・日本歯科放射線学会研修機関
    ・日本顎関節学会専門医研修施設

主な対象疾患

顎顔面領域の疾患における画像診断
  • むし歯
  • 歯周病
  • 根の病気
  • 嚢胞
  • 良性腫瘍
  • 悪性腫瘍
  • 顎関節症 など

科長紹介

秋山 広徳

アキヤマ ヒロノリ

科長メッセージ

歯科放射線科では、各診療科からの検査依頼に応じて、パノラマ、デンタル、セファロ、CT、MRI、歯科用CBCTを駆使した顎顔面領域の総合画像診断を行っています。また、院外からの撮影依頼も受け付けています。

専門・資格

・日本歯科放射線学会指導医・専門医・認定医
・日本歯科放射線学会口腔放射線腫瘍認定医

診療主任

板垣 恵輔イタガキ ケイスケ

専門・資格

・日本歯科放射線学会認定医

診療の特色

1. 口内法撮影

口内法エックス線撮影は、口腔内にフィルムやIP(イメージングプレート)を挿入し撮影する方法です。歯科において最も多用される撮影法です。パノラマエックス線画像より精細な画像が得られます。

2. パノラマエックス線撮影

パノラマエックス線画像では、上下顎の歯列のみならず、顎関節、上顎洞を描出可能です。
そのため、むし歯、歯周病、埋伏歯、顎関節症、歯性上顎洞炎、嚢胞、良性腫瘍、悪性腫瘍のスクリーニング検査として使用されています。
撮影は15秒程度で、被曝線量としては2-3日の自然放射線量とほぼ同等の実効線量で撮影できます。

3. 歯科用CBCT(コーンビームCT)撮影

歯科用CBCT撮影は、口腔内のより詳細な3次元的画像を得ることができます。中央画像検査室では正当化、最適化に努め、被曝量に配慮し、日本歯科放射線学会の歯科用コーンビームCT(歯科用CBCT)の臨床利用指針に従った撮影を行っています。

最先端医療の取り組み

1. 顎関節のMRI検査

15分程度の撮影時間で顎関節のMRI撮像が可能です。開口時と閉口時を撮影し関節円板の動き、下顎頭の形態、下顎窩の形態などを診断します。

2. 顎顔面のMRI検査

頸部を含む顎顔面領域の検査を施行しています。撮像時間は30分程度で、造影剤を用いる検査の場合は45分程度となっています。顎顔面領域の嚢胞、良性腫瘍、悪性腫瘍、炎症性疾患などを主として対象とします。

初診担当医情報

初診担当医表(PDF)

お問い合わせ

連絡先 06-6910-1074
場所 本館 3階 中央画像検査室

歯科放射線学講座

主任教授/有地 淑子
主任教授
有地 淑子

大阪歯科大学歯学部
歯科放射線学講座