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大阪歯科大学

歯の麻酔だけではありません、全身麻酔もおこないます

普通、歯科の麻酔って歯茎に注射するやつだと思いますよね。でも全身麻酔も行っています。大阪歯科大学附属病院では手術室で手術における全身麻酔が年間600件、外来では日帰りで知的障害を持つ患者さんの歯科治療や小児の小手術の全身麻酔を100件以上行っています。他にも痛みや麻痺に苦しむ患者さんを治すペインクリニック、歯科治療中に患者さんが意識を失ったり、急変が起こったときに助けに行く救急医療、臓器疾患や精神疾患で歯科治療が受けられない人を治療できるようにしたり、歯科治療に恐怖感が強く、治療が受けられない人が治療できるようになる精神鎮静法も行っています。そしてこれらはすべて歯科医師によって行われています。本講座で学ぶと、歯科医師が行える仕事の範囲の広さに驚くことでしょう。

歯科麻酔科ホームページ

研究室のメンバーMEMBER

教授/百田 義弘
教授/佐久間 泰司
(医療安全管理学)
  • 准教授/真鍋 庸三
  • 講師/内田 琢也
  • 助教/新井 由起子
  • 大学院生/柳瀬 敏子、谷口 侑里映、平田 かの子

学生へのメッセージMESSAGE

歯科治療を受ける患者さんの中には、狭心症など重篤な全身合併症を持っている人がいます。歯科麻酔科医はこのような患者さんの全身管理を行うことで安全に歯科治療を受けられるようにし、また治療中に緊急事態が発生した時に対応する歯科医師です。高齢社会を迎え、合併症を持つ患者さんは増えており、臨床歯科学における歯科麻酔学の重要性はますます高まっています。

研究活動

歯科麻酔学講座では、神経障害性疼痛に関する基礎的研究、筋電図による呼吸筋活動の解析、傷害誘導性神経幹細胞に関する研究、脱分化脂肪細胞を用いた再生医療の研究などを行っており、国内外の多くの雑誌に論文発表しております。また兵庫医科大学や徳島大学との共同研究も行っております。

  1. 神経障害性疼痛

    神経に障害を受けた後の起こる痛みに関する研究。

  2. 筋電図による呼吸筋活動の解析

    日常や、薬剤を投与された時などに変化する呼吸様式を筋電図で解析する研究。

  3. 傷害誘導性神経幹細胞に関する研究

    神経における再生医学の研究。