大阪歯科大学では、本学が定める三つのポリシーを十分に理解し、本学の教学マネジメント活動に積極的に関与した教員のうち、教育実践に顕著な成果をあげた教員に対してその功績を表彰するグッド・ティーチャー賞制度を設けています。
より一層の教育の質向上を目指し、2020年度より、その趣旨や選考基準を新たに実施しました。
受賞者の先生方の取り組みがグッド・プラクティスとして、本学の多くの学生・教職員の財産となることを期待し、本学のFD活動を推進する取り組みのひとつとして受賞結果を公開します。
大阪歯科大学グッド・ティーチャー賞実施要項別記様式第1号(応募様式)により、次の3つの指標の合計得点上位者を表彰する。
部門 | 氏名 | 教員 評価 |
ルーブ リック |
授業 評価 |
合計 (100点換算) |
---|---|---|---|---|---|
歯学部低学年 | 森 淳秀 (数学教室 講師) | 40 | 50 | 45.0 | 135.0 (90.0) |
歯学部高学年 | 山本 さつき(欠損歯列補綴咬合学講座 講師) | 40 | 50 | 30.0 | 120.0 (80.0) |
医療保健学部 | 神 光一郎(口腔保健学科 教授) | 40 | 36 | 50.0 | 126.0 (84.0) |
コロナ禍において、新学期開始と完全休校という状況下で、LMS立ち上げに尽力し、2020年4月当初よりオンデマンド教材を多数制作し、本学の教学活動の継続に貢献されました。
また他の科目に先駆けてオンラインによる双方向のオフィスアワーやグループ討議、反転授業の活用などを試み、対面講義と遜色ない、それ以上の学生とのコミュニケーションを継続されました。
1年生から4年生、その先の国家試験や歯科医師としての活躍まで見通した数学教育について、「大学数学のスタンダードをつくる」ことを目標とする本学の教学マネジメント活動、教育の質の向上に寄与する取り組みをされました。
歯科医師国家試験合格後も常に自ら学び続ける姿勢を持つ歯科医師を育成することを目標に、歯科医師に向けてのモチベーションがさまざまな学生に対して、自らも教育・研究に関する自己研鑽を怠らず、日々教学改善活動に取り組まれました。
患者のライフスタイルに長く関わり、支え続ける歯科医師のやりがいを学生たち自身が気づき、主体的な学習行動へとつなげられるようなカリキュラム設計を念頭に、改善活動に尽力されました。
コロナ禍において、休校となった2020年4月の当初から、6年生の国家試験対策を止めないために、解説動画や課題などを積極的に掲載するなど学びの継続に貢献されました。
学士課程教育であることを意識し、単純な知識暗記にとどまらず、背景や周囲にある事象、歴史的な経緯など広域的な視点で物事をとらえる感覚を養うことを意識した授業運営に尽力されました。
また国家試験対策のフォローアップを行い、1期生の歯科衛生士国家試験100%合格に大きく貢献されました。
キャリアセンター実施のグループディスカッションなどの就職活動支援にも積極的に参加し、進路指導にも大きく貢献し、1期生の就職率100%にも貢献されました。
教育改善ルーブリックによる自己点検・評価、ティーチング・ポートフォリオの公開など、学内の情報共有に主体的に取り組み、内部質保証につながる教学改善活動に積極的に参加を行った次の教員の貢献を表彰し、ノミネート賞を授与します。
本学のグッド・プラクティスとしてその取り組みを高く評価し、表彰いたします。
※各50点満点 部門 |
選考 対象者数 |
教員評価 平均 |
ルーブリック 評価平均 |
授業評価 平均 |
合計平均 (100点換算) |
---|---|---|---|---|---|
歯学部低学年 | 5 | 44.0 | 40.4 | 35.0 | 119.4 (79.6) |
歯学部高学年 | 3 | 43.3 | 34.3 | 38.3 | 106.0 (70.7) |
医療保健学部 | 1 | 40.0 | 36.0 | 50.0 | 126.0 (84.0) |