International exchanges
本学では,世界TOPレベルの17の歯科大学・歯学部等と交流協定を結び,全学を挙げて「学生の国際交流力増強」に力を注いでいます。メインプログラムは学生短期海外研修。これまで延べ317人(2021年3月現在)の在学生が研修に参加し,歯科医療の最先端を学びながら,世界の歯科大生や歯科医師と友好の輪を広げてきました。
言葉が通じない知らない国へ行くことは,勇気がいることかもしれません。でも柔軟な感性を持つ若い時期に自分の目で世界を視て,世界を識ることは自己を識ることにつながり,必ずみなさんを成長させてくれることでしょう。「どういう歯科医師になりたいか。そのためには何が必要か考えるようになった」とは帰国後の学生の感想です。さあ勇気を出して世界へ飛び出そう!
毎年,海外の交流協定校と相互に,学生の短期海外研修を行っています。
本学からの派遣は,1996年シドニー大学歯学部から始まり,2021年3月時点で延べ317名の学生を派遣しています。現在研修先ではキャンパスや実際の臨床現場の見学,特別講義の受講や,一般開業医への訪問など,各国の生の歯科医療事情や研究体制などを肌で感じることのできるさまざまなプログラムを用意しています。研修時間外にはウェルカムパーティーや観光など,その国の文化に触れ,学生同士の友好を育むイベントもあり,これからの歯科医療人にとって必要な国際感覚や語学力も身につきます。また海外研修派遣には,引率役として原則本学教員1名が同行し,参加学生一人ひとりが現地で不安なく存分に研修を満喫できるようサポートしています。複数回参加する学生もいるほど在学生の人気が高い本学の海外研修。協定校によっては1年次からの参加も可能です。
海外協定校からの学生受入は1998年シドニー大学から始まり,2017年には新たな展開を見せています。同年8月に本学の大学院生・歯学部生とアジア5大学の学生が英語で研究発表や大学紹介を行うThe 1st Forum for International Studentsを開催。このフォーラムには川添堯彬理事長・学長以下,教職員,大学院生,学部生,専門学校生等計287名が出席し,学生国際交流事業に対する全学的な機運を一段と高めるとともに,単に国際交流にとどまらない,学生間の学術交流の域に踏み込んだ画期的な行事となりました。協定校からの学生受入は,在学生にとっても本学にいながらにして国際交流を体感できる貴重な機会。双方にとって実りある受入となるよう,今後も内容の充実に努めていきます。受入学生数は2021年3月時点で220名。
本学大学院に在学中または大学院修了後に海外留学された方を特別に本学教員として採用する制度を設けています。学部生時の短期海外研修を通じてもっと長く留学したいと考えの方、あるいは当初から研究者を志し長期留学を希望のみなさん、本学大学院進学→海外留学→本学教員採用という新たなキャリア・パスの道を歩んでみませんか。この制度は海外の大学、研究機関に2年間以上留学すると、将来教員として本学で働くことが可能になるというもの。進路選択の幅を広げる、本学独自のこの制度を利用することを念頭に、海外留学をもっと身近なこととして考えてみてください。そして帰国後は、留学で培った研究力等をぜひ本学の研究、教育現場で発揮してください。あなた自身が本学の教育力、研究力ひいては教員力をより一層高める原動力になることを期待しています。本学はそうした人材を求めています。
医療の世界は日進月歩。学生だけでなく、本学教員も各国の研究者とのつながりを深め、本学での研究・臨床を充実、さらなる研究の向上を図るために、定期的に海外協定校への訪問や研究者を受け入れています。中国協定校のうち5大学とは1981年から、毎年研究テーマを設定し共同研究を実施しています。また2011年度より中国等の協定校から、大学院留学生を受け入れています。米国コロンビア大学、英国キングスカレッジロンドン大学から先生をお招きしての学術講演会では、学生、大学院生、専門学校生、卒業生なども広く聴講し、全学的に国際力涵養の環境が整っています。
※2023年4月1日現在