口腔は全身の健康をつかさどる入口です。
超高齢社会の今、口腔の健康への関心は
より一層高まっています。
人々が健康で充実した人生を生きるために、プロフェッショナルとして
サポートをする医療職は、
一生をかける価値がある仕事のひとつだと
、私たちは信じています。
大阪歯科大学は1911(明治44)年、藤原市太郎先生により大阪歯科医学校として設立されました。その後、大阪歯科医学専門学校を経て、1947年に大阪歯科大学(旧制)に昇格、1952年に新制大阪歯科大学が誕生しています。110年以上にわたり、優れた歯科医療人を養成、輩出してきた本学の卒業生は17,600人を超え、全国各地で活躍しています。
大阪歯科大学には、楠葉・牧野・天満橋の3キャンパスがあり、どのキャンパスも最寄り駅から徒歩約5分と好アクセス。通学に便利なのはもちろん、臨地実習や就職活動にも有利な環境です。特に、歯学部・看護学部の拠点、楠葉キャンパスの最寄り駅「樟葉駅」は、特急が停車し、駅前には沿線最大のショッピングモールもあり何かと便利です。
天満橋キャンパスにある大阪歯科大学附属病院は、年間約26万人の外来患者数を数える、関西における歯科の総合医療センター的存在です。各学部の実習の場としても活用され、学生はきめ細かな指導のもと、多様な症例に対応できる力を養うことができます。また、院内には実習の合間にホッと一息つける休憩室や、自習室も完備。学生の成長を後押しする教育体制と学びの環境が整っています。
歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士などの歯科医療系の国家試験受験資格に加え、医療保健学部では社会福祉士、医療情報技師、メディカルクラーク®やITパスポートの資格取得をめざすことができます。看護学部では看護師のほか、保健師(選択制)の国家試験受験資格を得ることができ、大学院(2026年に設置認可申請予定)開設後は、新たに助産師養成課程の設置も構想しています。
大阪歯科大学ではクラブ活動や学校行事などを通して、学部・学科間の交流が盛んに行われています。将来、医療の現場でともに働くメンバーとなる仲間たちと交流を図ることで、在学中から「多職種連携」を体感しながら学ぶことができます。
歯科衛生士
口腔を中心に全身の
健康をサポートする
口腔の健康は全身の健康と密接に関係しており、歯科衛生士が行う「口腔健康管理」は、全身の健康や病気の予防に重要な役割を果たしています。医療現場で求められる歯科衛生士の役割も、より高度な専門性が必要となり、地域包括ケアの推進とともに、活躍のフィールドも総合病院や福祉施設、行政、企業などへと拡大しています。
活躍のフィールド
●総合病院●大学附属病院●歯科診療所●医療メーカー
●医療関連企業
●行政機関●保健センター
●教育研究機関 など
歯科技工士
患者さんの口腔機能を回復するために
その人にぴったりの歯を作る
ケガや病気等で歯が失われると、食べ物が噛めない、しゃべりにくい、口を開けて笑えないなど、生活の質が低下します。歯科技工士は、損なわれた口腔機能を回復する口腔内装置や、歯列矯正装置などの歯科技工物の製作を通じて、患者さんが抱える健康問題を解決します。歯は一人ひとり、形も色も違うため、その人にぴったりの技工物を製作するには高度な技術が求められます。
活躍のフィールド
●総合病院●大学附属病院●歯科技工所●歯科診療所
●医療関連企業
●教育研究機関 など
看護師
チーム医療の「要(かなめ)」として、
患者さんと家族、医療従事者をつなぐ
さまざまな健康レベルにある人々に、より安全で安心できる看護技術によってその人らしい日常生活の実現を支援します。ひとりの「生活者」としての患者さんのニーズを重層的・複合的にとらえる看護職として、看護師は「多職種連携」「チーム医療」において「要(かなめ)」となる存在です。
活躍のフィールド
●総合病院や診療所などの医療機関●保健所・地域包括ケアセンターなどの行政機関●地域の訪問看護ステーション・老人保健福祉施設●企業の健康管理室 など
保健師
一人ひとりとの関わりを大切にし、
地域社会を看護する
地域で暮らすすべての人々の健康と生活、人権をまもるために、より健康な地域づくりをめざして活動します。乳幼児健診や、生活習慣病予防のための保健指導等の保健サービスを提供する保健師はまさに「地域社会を看護する」医療職といえます。
※保健師として働くには、「看護師免許」と「保健師免許」の両方が必須です。本学では保健師資格取得後、本人の申請により第一種衛生管理者、養護教諭二種免許状が取得可能です。
活躍のフィールド
●総合病院や診療所などの医療機関●保健所・地域包括ケアセンターなどの行政機関●地域の訪問看護ステーション・老人保健福祉施設●学校の保健室
●企業の健康管理室 など
社会福祉士
自分らしく自立した生活が
できるように支援する
生活上の困難を抱えている人の相談を受けて、困難を解決するためのアドバイスをする「相談援助の国家資格」です。ソーシャルワーカーとも呼ばれ、さまざまな現場で人と人、人と社会をつなぎ、その人らしい生き方を選択できるよう提案します。
活躍のフィールド
●総合病院・医療機関●福祉施設
●行政機関●学校●地域包括センター●教育研究機関 など
口腔の病気やトラブルの予防、診断、治療を行います。患者さんにもっとも適した処置が行えるように、専門知識と技術で、歯科治療におけるチーム医療を引っ張るリーダーです。