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大阪歯科大学

大学院教員

  • 教授/馬場 俊輔(ばば しゅんすけ)

教育目標

臨床におけるエビデンスのない領域を自ら積極的に探求する習慣を体得し、将来の臨床現場で役立つような研究を通じて、インプラント治療や細胞治療を含む歯科領域全般に展開できる医療機器・医療技術の新規開発を担える人材を育成する。

主な研究内容

  • ・新規骨再生材料開発に関する研究
  • ・口腔組織由来iPS細胞の分化誘導に関する研究
  • ・間葉系幹細胞また足場に関する研究
  • ・歯科医療経済学

専攻科の特色(指導方法等)

各研究グループに分かれて研究の基礎から習得するとともに周辺臨床領域との関わりが広範であることから同時に臨床技術の習熟も目指す。研究内容によっては学外・海外での研究生活もある。

到達目標

  • 1年次:口腔インプラント学に関する広い知識と技術の修得
  • 2年次:医療倫理、その他医療の社会学的位置づけの理解
  • 3年次:歯学研究に関する研究者としての知識、技術の修得・先端医療の開発に関する理論的意義の理解
  • 4年次:主論文の完成および学位審査申請

大学院修了後の展望

日本口腔インプラント学会専門医、日本補綴歯科学会専門医の獲得を目指す。海外留学、研究者および大学教員としての進路も支援する。

主科目授業内容
口腔インプラント学
  • ・インプラントの基本構造および表面正常を理解する。
  • ・創傷の治癒とインプラントについて理解する。
  • ・オッセオインテグレーションの支持機構を理解する。

なお、学習方法としてカンファランスを行う。

口腔インプラント学実習
  • ・歯列部分欠損症例および無歯顎症例における補綴歯科治療について理解する。
  • ・インプラント体の生存を脅かすリスク因子を理解する。
  • ・欠損補綴におけるインプラント治療の位置づけを説明できる。

なお、学習方略としてクリニカルクラークシップを行う。

口腔インプラント診断学
  • ・治療計画の説明におけるインフォームドコンセントの重要性を理解する。
  • ・患者に説明すべきインプラント治療の内容を項目として列記できる。

なお、学習方略としてカンファランスを行う。

口腔インプラント診断学実習
  • ・治療計画立案から最終決定に至る過程を説明できる。

なお、学習方略としてクリニカルクラークシップを行う。

口腔インプラント治療学
  • ・基本術式を説明できる。
  • ・メインテナンスの重要性を理解する。

なお、学習方略としてカンファランスを行う。

口腔インプラント治療学実習
  • ・インプラント体埋入術から上部構造装着に至る過程を実践する。
  • ・治療自体の予知性を考慮させる。

なお、学習方略としてクリニカルクラークシップを行う。

評価方法

各年次での研究テーマに関する理解度、さらに研究活動、学会発表および論文公表の成果等で評価する。