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大阪歯科大学

大学院教員

  • 教授/本田 義知(ほんだ よしとも)
  • 助教/仲川 雅人(なかがわ まさと)

教育目標

次世代の歯科医療を開拓し発展させうる人材の育成を目標とする。歯を含めた口腔組織に対する研究手法をベースとしながら、医歯工学、再生医学、新規治療法・診断法の開発等を通して、何事も楽しむ好奇心、自由な発想、歯科に必ずしもとらわれない幅広い専門知識と教養、先端技術への柔軟な適応力等の育成を行う。

主な研究内容

  • 1. 新たな歯・歯周組織に対する再生材料の開発
  • 2. ストレス誘導性老化細胞の歯科疾患における機序解明
  • 3. 幹細胞等を活用した口腔再生医療
  • 4. 難治疾患の先制医療・診断法の開発
  • 5. 人工知能やビッグデータを用いた教育・研究手法の開発

専攻科の特色(指導方法等)

「楽しみながら、皆で成長する」を講座のモットーとしており、教員も含め全員で一歩一歩成長することを目標としている。研究テーマとしては、応用口腔解剖学が学べる。(応用口腔解剖学は造語であり、口腔解剖学・口腔組織学全般の深い知識をベースとしつつ先進的な歯科医工学を融合した研究を意味する)。歯科領域のみならず医学・工学・情報工学など他分野との幅広い人的ネットワークの構築が可能となる。

到達目標

  • 1年次:科学論文からの情報収集、科学研究方法の理解
  • 2年次:組織培養、動物実験、生化学的研究、各種染色等の基礎技術の習得
  • 3年次:研究テーマにおける新知見の発見
  • 4年次:研究テーマについての学会発表、論文作成

大学院修了後の展望

・研究機関、大学におけるポスドク、研究者、指導者への道
・有名大学への海外留学の道
・論理的思考力、発表力に優れた臨床医としての道

主科目授業内容
研究倫理・方法論
  1. ① 研究倫理、論理的思考やリーダーシップについて
  2. ② 文献研究
  3. ③ 統計解析法について
  4. ④ 論文の執筆方法について
口腔解剖学・口腔組織学
  1. ① 口腔解剖学(歯形態学)全般
  2. ② 超微細構造も含めた口腔組織学全般
  3. ③ 組織切片の作成・染色・標本作製
  4. ④ 電子顕微鏡による微細構造の観察
老化医学・再生医学
  1. ① 老化現象概論
  2. ② 細胞老化現象(主にストレス誘導性細胞老化について)
  3. ③ 再生医学入門
  4. ④ 幹細胞を用いた再生医療
医歯工学・生体材料学
  1. ① 医歯工学入門
  2. ② 生体材料(バイオマテリアル)学入門
情報工学
  1. ① 情報工学・人工知能入門
  2. ② バイオインフォマティックス
先端科学入門
  1. ① 先端科学概論
  2. ② 特別講義
応用口腔解剖学実習
  1. ① 各テーマに応じた実験
  2. ② 論文作成、発表

評価方法

各年次で、応用口腔解剖学全般や研究テーマに関する理解度、研究活動、学会発表、論文執筆等を総合的に評価する。