生化学は生命現象を化学的に把握する学問であり、医学・歯学における病態の理解や診断・治療・医薬品開発の基盤をなす分野である。口腔領域関連の様々な現象を分子レベルで理解し解明する能力を有し、国際的な感覚で最新の情報を把握する力をもつ研究者を育成する。
「新規歯周組織再生療法開発にむけた基礎的研究」をテーマとして、硬組織再生に関連する細胞の機能を解明するとともに、その機能発現に影響を与える因子を解析し、臨床応用を検討する。
他講座を含めた若手研究者のグループで研究を進める中で生化学的研究手法を習得できるようにしている。さらに、国際学会等への積極的な研究発表を行うことで国際的な感覚の養成をめざしている。
1年次:基本的知識と技術の習得
2年次:学会発表(国内)および副論文の作成
3年次:副論文の完成、学会発表(海外)および主論文の作成
4年次:主論文の完成および学位審査の申請
歯科医学の基礎と臨床を充分に理解した人材として学部学生教育に従事するとともに、研究者として留学も視野に入れた国際的な活躍を期待する。
主科目授業内容 | |
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生化学 |
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生化学実習 |
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口腔生化学 |
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口腔生化学実習 |
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病態生化学 |
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臨床栄養学 |
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各年次での生化学全般および研究テーマに関する理解度、さらに研究活動、学会発表および論文公表の成果等で評価する。