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大阪歯科大学

中井 知己先生

中井 知己

Tomoki NAKAI

口腔工学科

助手 / 歯科技工士

担当科目

口腔デジタル技工学実習
総義歯学実習
クラウンブリッジ技工学実習Ⅲ
審美歯科技工学実習
口腔工学病院臨床実習Ⅰ
口腔工学病院臨床実習Ⅱ
口腔工学総論Ⅰ

経歴・業績

研究者データベース

研究テーマ

3Dプリンターと歯科技工

現在、歯科技工士は不足しており、この問題に対して「DX(デジタルトランスフォーメーション)」という手法が注目されています。DXとは、デジタル技術を活用して既存の技術をデジタル化するだけでなく、患者に新しい提案をすることや、歯科医療の労働環境を改善することも含みます。
歯科技工のデジタル化によって受けられる恩恵だけでなく、どのように活用することで患者により良い医療を提供することができるか、またその技術を分析し理解することで、歯科技工士の活躍の場を広げることができます。私はこの分野を研究し、歯科技工のデジタル化の潜在的な可能性を探求しています。

担当授業を紹介します

審美歯科技工学実習

審美歯科技工とは、精密な計測と高度な技術を駆使して、天然歯に近い美しい人工歯を作り上げる技術です。ただし、歯科技工士が自分の好き勝手に作ればいいというわけではありません。患者さん一人ひとりに合わせた、自然で美しい補綴物を作ることが求められます。
そのためには、歯科医師、歯科衛生士、そして歯科技工士がチームとなり、協力して補綴物を作り上げます。歯科技工士は、歯科医師からの指示を元に、患者さんの歯の形状や色合いを忠実に再現するため、高度な技術力が必要です。
この授業では、天然歯の構造を理解して、それに近いものを作るための基本的な知識と技術を学び、実際に模型を使用して、美しい人工歯を作り上げる練習を行います。

先生のイチオシ

日常の中に、いつもと違う視点を取り入れてみる

みなさんはご飯を食べるとき、どんなことを考えて食事していますか?
わたしはご飯はだいたい1日3食食べます。家族とや友達と、時には一人で、家庭料理やファストフード、カップヌードルも好きですし、いろんな食事を楽しみます。そんな日常的な食事の中で、ふとした時に、見た目も華やかで、どんな食べ物なのか名前からは想像もつかない、そんなものに出会うことがあります。そうすると、モノづくりを生業としている歯科技工士の魂がむくむくと湧きあがり、いったいこの料理はどんな材料を使って、どんな手法で作られたのかがとても気になり、知りたくなります。
ただ食べるだけではなく、目の前の食事に対して少しだけいつもと違う視点で関心を持つだけでも広がる世界があります。
みなさんも、日常の風景をいつもと違う視点を持って眺めてみて、ぜひ自分の世界を広げてみてください。