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大阪歯科大学

山中 武志先生

山中 武志

Takeshi YAMANAKA

口腔保健学科

准教授 / 歯科医師

担当科目

免疫・微生物学
早期臨床体験学習
医療人キャリア形成論
歯科放射線学
口腔保健臨地実習Ⅰ
口腔保健臨地実習Ⅱ
口腔保健学総論Ⅰ
口腔保健学総論Ⅱ

経歴・業績

研究者データベース

研究テーマ

粘膜免疫と常在微生物の関係

私たちの体には、目には見えませんが、ものすごい数の微生物が定着し共に暮らしており、その総重量は体重の1.5kg分に相当すると言われています。ヒトの体に住み着いている微生物は絶えず変化しており、時に私たちに病気を起こすたちの悪い微生物も侵入してきます。私たちの体には微生物の種類や性質を見分けて、具合の悪い連中を排除してくれるシステムが備わっています。これが免疫と呼ばれる機構です。ダイナミックにせめぎ合う両者の関係に魅せられて研究を続けています。

担当授業を紹介します

免疫・微生物学

まず、微生物とはどのような生き物でどれくらいの種類があるのか、さらにはヒトに病気を起こす様々な微生物について学びます。そのうえで、ヒトの体に備わった、微生物から身を守るシステムである免疫について理解を深めてもらいます。免疫学では、ヒトの体は外から侵入してくる微生物をどうやって見分けやっつけるのか、感染症の予防にどうしてワクチンが有効なのかなどについて説明します。さらに口腔微生物学では、私たちの口の中の微生物の多様性と口腔感染症との関係について整理します。

先生のイチオシ

発酵食品

目に見えない生き物である微生物の存在を実感してもらうために、古くから微生物のパワーを利用して作られている発酵食品を用いた実習(強烈なやつを食すだけですが)を取り入れて、少しでも微生物を身近に感じてもらうように努力しています。日本にも世界にもなかなか手強い発酵食品があります(納豆、鮒ずし、くさや、臭豆腐、ヤギのチーズ、シュールストレミングなどなど)。発酵食品は免疫力を高めるとも言われています。微生物と免疫の関係についてより良く理解するために、いろいろな発酵食品にチャレンジしています。