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大阪歯科大学

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福山 智子

Tomoko FUKUYAMA

母性看護学領域

教授/看護師/助産師

担当科目

基礎セミナー
地域包括ケアシステム論
母性看護学概論
母性看護援助論
母性看護学実習
各論実習導入演習
巣立ち看護実践演習
看護教育学
看護研究
卒業研究
統合実習

経歴・業績

研究者データベース

研究テーマ

月経および痛みをキーワードに女性の健康課題を解決する実践的ケア

女性の生涯の月経日数は100年前と比較してとても多くなり、月経痛や不快症状から月経をネガティブな出来事と捉えている女性が多いようです。近年は、テクノロジーが月経に着目し、少しずつ月経に関する諸問題が社会で認知されるようになりましたが、月経痛については課題が山積しています。また、妊娠中と産後に次々生じる痛みも、「母親だから我慢しなければならない」と捉える傾向があるようです。このような「女性(の機能や現象)だから仕方がない」と思われがちな健康課題を解決することで、女性のwell-being(健康と幸福)を促進する実践的な研究を行っています。

担当授業を紹介します

母性看護学概論

「母性看護学ってどんなイメージですか?」開講時に学生にたずねます。すると「子どもを産まないから」「男性だから」という理由で興味がないと答える方が多い印象です。でも、終講時には「自分自身に必要な知識ばかりで、周囲の大切な人に学んだ事を実践して、感謝された」と変化します。性に関する膨大な誤情報に溺れやすく、少子化で妊婦や乳児との接触の機会が少ない皆さんが、この授業を通して母性看護に興味・関心を持ち、「助産師もいいなぁ」と思ってもらえるような授業を目指しています。生命誕生の神秘に触れ、女性のライフステージ毎の健康課題と支援について考え、(母)親になることを支援するための概念や理論をこの科目で学びましょう。

メッセージ

あなたの『好き』を聞かせてください

私は看護学生になる前より新生児が大好きで、教員になっても母性看護学実習の新生児看護の場面では、学生よりもワクワクしています。誕生した児はどの児も健康で幸せになって欲しいと願う気持ちは、新人助産師の頃よりもさらに大きく膨らみました。
あなたの『好き』な看護のフィールドと対象は何ですか。『好き』はあらゆる原動力となり、夢を叶える一歩となります。皆さんの看護の『好き』、日常の『好き』を聞かせてください。