Chiemi ONISHI
成人看護学領域
学部長/教授/看護師
担当科目
基礎セミナー
チーム医療論
成人看護学概論
急性期看護援助論
慢性期看護援助論
各論実習導入演習
巣立ち看護実践演習
がん看護学
看護教育学
卒業研究
統合実習
経歴・業績
研究者データベース治療・療養過程にあるがん患者の日常生活の再構築支援に関する研究
がんになっても、長期生存が可能な時代になっています。また、患者の心身の負担を考慮した治療方法の開発や治療過程を継続して支援方法の開発も行われています。しかし、がんの根治療法が完全に確立されているわけではなく、1981年以降、我が国の死因の第一位であり続けているがんに罹患することは大きな不安となっています。また、患者のQOLを考慮した治療方法が開発されていますが、治療に伴う不快症状や身体機能の変化や喪失をゼロにすることは難しく、新たな生活様式を獲得することが必要になります。この点に注目して、がんサバイバーとしての新しい日常生活を構築するためのセルフケア能力獲得を促進する支援方法の開発を研究テーマとしています。
成人看護学概論、がん看護学
成人看護学概論では、成人に対する看護の基盤となる考え方や理論、看護方法について学び、「急性期看護援助論」や「慢性期看護援助論」、「急性期看護学実習」「慢性期看護学実習」をより効果的に学修できるようにします。 成人は、身体、心理、社会的に成熟し、責任ある社会的立場にある時期ですが、様々な生活習慣に関連した健康問題が顕在化する時期でもあります。このような発達段階にある成人について、心身の発達の特徴や、成人期の健康状態の特性とその特性に応じた看護アプローチの基本について学修します。
成人期に多い疾患のひとつががんであり、がんに罹患することは、患者はもちろん家族にも様々な健康問題をもたらします。この科目では、全人的にがん患者を理解し、がん治療に伴う看護方法や緩和ケアの基本について勉強します。
あなたの人生づくりに、一歩を踏み出そう!
これから始まる看護の学修や学生生活に不安や迷いを感じている人も少なくないと思いますが、さまざまな専門的な学修はもちろん、同級生や教員との交流、サークルなどを通して、自分がしたいこと、情熱を注ぐことができる仕事や将来像をきっと見つけることができるでしょう。大学では、自らの経験を振り返り、経験の解釈や評価、意味づけにより、自分の実践に対する見方や考え方をあらたなものにして学修を深めていくプロセスを大事にします。そして、この振り返りには、同級生や教員、また実習での患者さんや指導者からのメッセージがとても大事な刺激になります。周囲には、あなたの成長をサポートしてくれる人がたくさんいますので、新しい環境での自分の人生づくりに、一歩を踏み出してください。