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大阪歯科大学

     様々な疾患の治療方針に直結する診断力の発揮      病める人を治す医療人の基盤となる学問

病理とは病気の理論や原理を意味します。なぜ病気になるのか、どのようにして病気が起こるのか、病気になったあとはどうなるのか、などを明らかにします。そのため病理学の講義では病気の概念や病気が起こる過程でみられる局所変化の病変について学びます。その後、口腔病理学の講義では口腔領域の各種疾患の肉眼的所見および顕微鏡的所見などについて学び、実習では顕微鏡を用いて各種疾患の特徴を把握して、病理組織診断につながる知識を身につけます。これを促進するためにフレンドリーなスタッフが学生さんの質問に答えています。

研究室のメンバーMEMBER

教授/富永 和也
  • 助教/岡村 友玄、池田 千浦子

学生へのメッセージMESSAGE

病理学・口腔病理学は医療人にとって根幹となる分野です。
病気の概念をしっかり身につけ、人々の健康を守るだけでなく、自分の健康をも守りましょう。

研究活動

歯周組織の再生を誘導する物質の開発、CAD/CAMを応用したサンゴ外骨格由来カスタムメイド骨補填材の研究開発、口腔カンジダ症および口腔清掃器具のカンジダ汚染率評価に関する研究、口腔疾患とウイルスとの関連性、唾液腺腫瘍の増殖形態の解析、骨芽細胞の分化と歯槽骨の変化、口腔扁平上皮癌および唾液腺腫瘍における細胞周期に関連する因子の免疫組織化学的局在、インプラント体と周囲の骨形成の関連性、腫瘍における遺伝子異常などを明らかにしています。

  1. 「歯周組織の再生を誘導する物質の開発」に関しては、エムドゲイン®をもとに見いだした物質の Matrix-Assissted Laser-Desorption Ionization (マトリックス支援レーザ脱離イオン化法)および Time-of- Flight Mass Spectrometry (飛行時間型質量分析法) によって得られたアミノ酸シークエンスをもとに作製したペプチドを動物の皮下や歯周組織、分離した歯根膜幹細胞に応用して細胞や組織の反応性を光顕的、電顕的、組織化学的に追究している (特許番号第5179815号)。
  2. 「インプラント体と周囲の骨形成の関連性」については、ビーグル犬の顎骨内にインプラント体を埋入し、骨の形成を明らかにするために骨の標識物質を用いてインプラント体と骨の界面についてレーザ顕微鏡を用いて追究している。さらに再生の足場としてサンゴを用い、血管新生を追究している。
  3. 「唾液腺腫瘍の増殖形態や遺伝子の解析」については、唾液腺腫瘍のなかでも多形腺腫や腺様囊胞癌は導管上皮細胞および筋上皮細胞の両者が腫瘍化しており、特徴のある組織像を呈する。したがって、これらの細胞の増殖形態や遺伝子発現を把握することは腫瘍の発育を理解することになり、延いては治療や予後判定に応用できるので、これらについて追究している。