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大阪歯科大学

7月7日(金)12時50分、香里ヌヴェール学院高等学校の1年生スーパーサイエンスコース22名(男子13名・女子9名)の生徒が、引率の西村校長先生、龍美進路部長、他2名の教員とともに高大連携のため楠葉学舎に来学されました。

13時から、1号館2階第2実習室にて実習が始まり、川添堯彬理事長・学長の挨拶の後、細菌学講座・王主任教授が実習の趣旨説明を行いました。
続いて南部講師による「虫歯菌と歯周病菌について」の実験がスタート。4班に分かれて、各自の口から採取した細菌がどのような活動をしているのかを顕微鏡で確認。各班から「動いている!」や「すごい」という驚きの声が上がりました。

次に、自分の歯に歯垢がどの程度ついているかを調べる実験を行いました。全員が自分の歯に歯垢染色剤を塗ると、歯が赤く染まっていきます。
赤い歯を見た生徒たちは、悲鳴に似た声を上げながら、用意された歯が描かれた用紙に赤ペンで染まった部分のスケッチをはじめました。
ある生徒からボソリと「歯垢が多くついていることがショック!毎日、歯磨きをしているのに…」という声。それに対し南部講師がなぜ歯磨きをしていても歯石が溜まるのかを生徒たちに分かり易く説明し、簡単な歯磨き指導が行われました。はじめはあまり熱心でないように見受けられた生徒たちも、指導後は、真剣な表情でスケッチをしている姿が印象的でした。

当初、高校生たちは、口腔内の衛生ということを難しく捉えているように感じましたが、徐々に研究する楽しさを理解してくれたようで、約2時間の授業は笑顔で終了となりました。
最後に、田中歯学部長から、歯磨きの大切さと歯ブラシの持ち方を説明すると、高校生から「今日から実践しよう!」という声が聞こえてきました。

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