
本学歯学部微生物学講座の南部隆之講師が1月24日、NHKテレビの『あしたが変わるトリセツショー』(19時30分~20時15分)に出演しました。
南部先生は番組開始14分後に、「歯磨きを怠った時に現れる白い塊(プラーク)」について紹介する場面で登場。「学生に人気の授業を行っている」先生と紹介されました。
番組内では、プラークの落ちづらさを示すために、プラークを培養したガラス板を水に浸してかき回し、うがいを再現した実験(楠葉キャンパスで撮影)が放映されました。表面の落ちやすい部分だけがはがれて大半のプラークは残るという結果に、出演者の松嶋尚美さんも「気持ち落ちたかな」とコメント。更にウイスキーやマウスウォッシュ液で実験してもほとんどプラークははがれ落ちませんでした。
実験後、南部先生は「口の中の菌はネバネバを作る酵素を持っています。そのネバネバが菌を覆いつくしてバイオフィルムを作ります。そのバイオフィルムはちょっとやそっとの水の流れでは落ちません」とプラークの粘着力の強さを解説しました。
出演者のマキタスポーツさんや松嶋尚美さんも手鏡を見ながら自身の歯についた汚れを確認。南部先生の実験と解説を通してプラークに対する認識が高まったようでした。
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