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大阪歯科大学

2017年6月4日(日)セレッソ大阪アカデミーU12とU13の選手約50名が大阪歯科大学附属病院を訪れ、歯科検診を受けました。今回の歯科検診は、本学とセレッソ大阪アカデミーが2016年2月26日に調印した「連携研究協定」に基づいて行われたもので、協定締結後初の具体的取り組みであり、連携活動の実質的なスタートになりました。本年度はあと3~5回(次回は7月22日)、計300名ほどの選手が受診される予定で、この歯科検診は来年度、再来年度と継続して実施することになっています。

セレッソ大阪アカデミーとの連携協定は「スポーツと歯科医学の関係性を具体的なデータに基づき共同研究を推進し、口腔環境とフィジカルパフォーマンスとの関連を明らかにする」ことを目的に結ばれ、本学では歯学部歯科保存学講座の吉川一志准教授を中心に研究が始まっています。
(社会連携の情報はこちら)

今シーズンのセレッソ大阪トップチームは3季ぶりにJ1に復帰、17節終わって単独首位と絶好調です。このまま好調を維持し、今季終盤まで上位争いを続けてほしいものです。(狙うはもちろん初優勝!?)
本協定の究極の目標は「世界基準のトップアスリートを育てること」。アカデミー所属選手の中から未来のJリーガー、日本代表、欧州リーガーと世界的に活躍する選手が誕生するのも決して遠い将来ではないでしょう。吉川准教授をはじめ本学教員が陰ながらそのアシストをする…夢は静かに広がっています。

セレッソ大阪アカデミー歯科検診

日時:2017年6月4日(日) 
場所:大阪歯科大学 天満橋学舎附属病院 本館9階診療室
人数:セレッソ大阪アカデミーU12とU13の約50名

内容:
アンケートによる問診:問診項目としては年齢、性別といった基本的項目に加えて、ブラッシング習慣、飲食習慣、歯科外傷・障害歴、マウスガード使用などを調べました。

口腔内診査:虫歯や歯肉の状態や歯の治療の確認を行いました。

唾液検査:多項目唾液検査システム(AL-55)を用いて齲蝕原性菌数、pH、酸緩衝能、潜血、白血球、蛋白質、アンモニアの7項目の唾液因子を測定し、齲蝕、歯周病、口腔内清潔度を検査しました。

噛みあわせ検査:咬合接触検査装置「T-スキャンⅢ」を用いて、従来の検査機器では検知できなかった咬合の3要素「咬合接触位置」「咬合接触力」「咬合接触時間」を同時に精密に計測して、より科学的で客観的なデータに基づいた咬合診断をしました。

※歯科検診に参加された教員等:吉川一志、谷本啓彰、竹内摂、保尾謙三、小正玲子、黄地智子(以上、歯科保存学講座)、佐藤正樹、福本貴宏、山本真由、今井敦子(以上、有歯補綴咬合学講座)、坂井大吾(欠損歯列補綴咬合学講座)、木下智、中澤吾郎(以上、口腔外科学第1講座)、田中佑人(障がい者歯科)、岩佐一弘、井村和希、森川裕仁、澤井健司郎、岩崎和恵(以上、歯科保存学)、杉立尚城、神田龍平、松﨑悟士(以上、有歯補綴咬合学)

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