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大阪歯科大学

7月24日、大阪歯科大学では昨年に続いて2回目となる“Forum for International Students”(以下「FIS」といいます。)を楠葉キャンパス講堂で開催しました。FISは、国際的に学生間の学術交流の発展を図ることを目的に、本学歯学部生、大学院生、歯科衛生士専門学校生とアジアの大学生が自身の研究や大学生活、自学に関してプレゼンテーションするというもので、ALL ENGLISHで行われます。

今年のFISは、川添堯彬理事長・学長が大会長を、松本尚之国際交流部長が実行委員長を務め、国際交流部が運営。歯学部の女子学生二人が司会を担当し、中国留学生学友会10名・歯学部生9名・医療保健学部生3名がボランティアスタッフとして関わるなど、昨年以上に多くの学生がFISの運営を支えました。
海外の大学からは、7月22日から28日の日程で本学を訪問した、提携校の上海交通大学、南方医科大学、四川大学、北京大学、山西医科大学及び昆明医科大学の学生27名と引率教員5名が参加。うち5名の学生が講演しました。なお、この学生受入事業の一部は、国立研究開発法人科学技術振興機構の平成30年度「日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)」に採択されています。

FISは13時から、大会長の挨拶で始まりました。その中で、川添理事長・学長は、今回参加いただいた中国6大学の関係各位の協力に謝辞を述べた上で、「学生間交流のさらなる発展を期して開かれるこのFISを通して、日中両国の学生は活発に意見や情報を交換し、国際レベルで他大学のことを学んでほしい。FISを機に、皆さんの将来的なキャリア選択の幅が広がることを確信しています」と期待を示しました。

講演のトップバッターは本学歯学部5年の寺本朱里さん。3・4年時に取り組んだ自らの研究について、力強い英語で発表しました。続いて、上海交通大学の邱澈さんから最終演者の本学大学院3年の陳路沅さんまで、中国5大学の学生5名と、本学の歯学部生2名、大学院生4名(うち2名は留学生)、歯科衛生士専門学校生1名の計12名全員が流暢な英語で、堂々と講演を行いました。

第2回のFISは本学歯学部1年生、医療保健学部生、大学院生、歯科衛生士専門学校生、教職員等と中国6大学一行の合わせて425名が聴講。講演を聴いた歯学部1年生は「ハイレベルな内容だった。国際交流の大切さを学んだので、これからは自分も国際交流をしていこうと思った。数年後には舞台で発表できるようになりたい」「今日紹介のあった海外の大学へも行ってみたい」などと話していました。中国の発表者の学生は「大勢の聴衆を前にしての発表で緊張したけれど、いい経験になった」「大学院生の研究発表から学ぶことが多かった」と感想を語ってくれました。歯科衛生士を目指す専門学校生の講演に「よい刺激を受けた」との声も。全体に本学学生からは、中国の学生の英語力を賞賛する声が多く聞かれました。
最後に、川添理事長・学長から講演者一人ひとりに表彰状が授与され、FISは幕を閉じました。

この後、学内食堂で交流会が開かれ、邦楽部学生による生演奏で、あらためて中国6大学の一行を歓迎。両国の学生はすぐに打ち解け、日中の歯科大学の教育内容や歯科医療制度から日常生活のことまで、話はいつまでも尽きないようでした。

第2回FISの講演者は次のとおりです(講演順)。
◆大阪歯科大学歯学部5年・寺本朱里
◆上海交通大学口腔医学院・邱澈
◆大阪歯科大学大学院歯学研究科歯周病学専攻2年・阮亜茹
◆南方医科大学口腔医学院・王超
◆大阪歯科大学大学院歯学研究科歯科矯正学専攻4年・原瑛紀
◆四川大学華西口腔医学院・菅浩
◆大阪歯科大学歯学部4年・若田陽
◆北京大学口腔医学院・王玥
◆大阪歯科大学大学院歯学研究科歯科保存学専攻4年・井村和希
◆山西医科大学口腔医学院・李润伯
◆大阪歯科大学歯科衛生士専門学校3年・阿部みさき
◆大阪歯科大学大学院歯学研究科欠損歯列補綴咬合学専攻3年・陳路沅

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