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大阪歯科大学

本学の協定締結校であるシドニー大学歯学部の学生6名が12月11日~15日までの5日間、本学を訪問しました。本学の学生国際交流は1996年に同大学歯学部から始まり、現在まで活発な交流を行っています。今年の8月には本学学生が同大学を訪れ、研修を受けました。

シドニー大学の学生たちは11日に楠葉キャンパスを訪問。田中昭男副学長をはじめ国際交流部の教員と面談しました。田中副学長が歓迎の挨拶を述べ、学生たちに記念品をプレゼントしました。続いて楠葉キャンパスおよび天満橋キャンパスの本学附属病院を見学。初日はウェルカムパーティで訪問を歓迎し、両校の学生は友情を深めました。
2日目(12日)は創立100周年記念館で、中央歯学研究所(本田義知准教授)、口腔インプラント学講座(馬場俊輔教授)の特別講義を受講。3日目(13日)は英語教室の藤田淳一准教授引率のもと、モリタ製作所(京都)と医療法人創歯会(佐古歯科医院、大阪)を訪れました。製作所ではハンドピースなど小物部品の切削加工をはじめ、X線ヘッドの組み立て、表面処理など歯科医療に欠かせない製品が出来上がる工程を見学。学生たちは真剣な表情で英語での説明に聞き入り、歴史館や現行製品が展示されているショールームでは興味深そうに写真を撮るなど、日本の歯科医療について理解を深めました。佐古歯科医院では院内の見学後、佐古好正理事長・院長をはじめとする歯科医師や衛生士、歯科助手の方々とお話しする時間を設けていただき、保険診療と自費診療の違いなど日本とオーストラリアの歯科医療について活発な意見交換を行いました。

4日目(14日)は楠葉キャンパスで歯科医学教育開発室(益野一哉准教授)の特別講義を受講し、欠損歯列補綴咬合学講座(岡崎定司教授)の実習を見学。シドニー大学の学生たちは、本学学生に講義内容について質問したり一緒に作業したりと、積極的に言葉を交わしながら実習に参加しました。

最終日の15日には岡崎教授の特別講義後、修了証授与式を行いました。国際交流部長の岡崎教授が学生一人ひとりに修了証を手渡し、5日間の研修日程は終了しました。
このほか学生たちは15日夜に本学附属病院でオーケストラ部が行ったクリスマスコンサートを訪れ、楽しそうに耳を傾ける場面もありました。今回の研修では、本学や日本の歯科医療についてより理解を深めた様子であり、研修プログラム以外にも積極的に参加し、日本で充実した時間を過ごしたようでした。本学では今後も、協定締結校とのますますの交流を続けてまいります。

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