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大阪歯科大学

平成29年度歯学系臨床能力試験トライアルを実施しました
平成29年度歯学系臨床能力試験トライアルを実施しました

大阪歯科大学では12月20・21日の2日間、臨床実習後臨床能力試験トライアルを実施しました。臨床能力試験は公益社団法人医療系大学間共用試験実施評価機構(CATO)の共用試験歯学OSCE実行委員会が実施主体となり、「臨床実地試験」と「一斉技能試験」をパッケージ化して行うもので、臨床実習終了時の歯学生の臨床能力を評価します。

20日に行った「一斉技能試験」では複数の疾患を再現した共通模型を使い、高頻度歯科治療についての学生の治療技術を評価します。これにより、臨床実習終了時に歯科医師に求められる基本的な技能を備えていることを確認します。当日は楠葉キャンパスで、選抜された5年生20名の学生が与えられた課題に取り組みました。川添堯彬理事長・学長をはじめ、試験監督者や他大学の教授などが訪れ、試験の様子を視察されました。

21日には機構の関係者を迎えて「臨床実地試験」を実施。歯学教育モデル・コア・カリキュラムに提示された処置を題材に、診療参加型臨床実習の現場で、主に学生の態度を評価します。歯科医師として臨床研修を始めるにあたり、求められる能力を備えていることを確認します。この日は天満橋キャンパスの本学附属病院で、特定の学生を定めず20症例以上の治療を行いました。
学生は試験監督者とブリーフィング後、実際の患者さまを診療。「今から磨きますので、お口を開けてください」「しみるということなので、知覚過敏の処置を行います」など、はきはきと声をかけながら、丁寧に処置を施しました。処置後は試験監督の先生が確認し、学生たちはその様子を真剣な眼差しで見つめていました。診療後には患者さまへの配慮、処置のできた点やできなかった点など、監督していた先生から講評がありました。

臨床能力試験は2020年度に全国統一試験として実施される予定であり、今回のトライアルでは2018年度以降に行うトライアルに必要な準備・検討事項を抽出し、2019年度トライアルに全ての歯科大学・歯学部に参加してもらう可能性を模索。今年度トライアル実施校として、本学を含む15大学が参加しました。

平成29年度歯学系臨床能力試験トライアルを実施しました
平成29年度歯学系臨床能力試験トライアルを実施しました

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