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大阪歯科大学

2019年度研究チャレンジ発表会が7月17日、楠葉キャンパスで開かれ、本学歯学部3年生21グループが自らの研究テーマ・計画を発表しました。

「研究チャレンジ」は、2年次に成績上位の学生の希望者が参加することのできる第3学年の授業科目。本年度は昨年度より17名多い53名が履修しています。4月からグループごとに分かれて(5名の学生は個人でチャレンジ)、ファカルティアドバイザー(FA)の教員の指導のもと研究テーマを設定することから始め、検討を重ねながら研究方法・計画を立案。授業最終日に公開でプレゼンテーションしました。

各グループの発表時間は、質疑応答を含め約10分。メイクが顔の細菌に与える影響、AIの歯科への応用、精神科病院における口腔ケアの疫学調査、誰もが簡単にできる舌苔ケアの確立、歯学教育や患者さん教育に有用な標本の作製、アーチェリーとかみ合わせの関係など。先輩の研究を引き継ぎさらに発展させたものや、身近な生活に役立つ研究から、教員もすぐには理解しかねるという専門的な研究まで。若い感性と柔軟な頭から生まれたユニークなアイデアが次々披露されました。

発表後は「研究が大変だった分(みんなに)聞いてほしい気持ちもあったので、今日はいい機会だった」「皆で協力して研究、発表ができてよかった」という感想のほか、FAの先生に「いい発表でよかったね」と声をかけられ笑顔をみせる学生もいました。
「今日の発表で終わりではなく、これからも研究を継続して、日本の歯科界を変えてください」と学生部長の田中昌博教授。三宅達郎・学年指導教授は、「今日は計画の発表であったけれど、研究は結果が出てきたらもう一つ面白くなる。その結果が世の中に応用できることになったらもっと面白くなる。そこまで味わってほしいな」と期待を寄せていました。

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