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大阪歯科大学

4月20日に開催された日本歯科理工学会春期第73回学術講演会で、本学医療保健学部口腔保健学科の橋本正則教授が平成30年度学会英文誌(Dental Materials Journal)の論文賞を受賞しました。この論文賞は、表彰前年度の同誌に掲載された論文のうち、とくに優秀と認められた論文の筆頭著者に贈られます。今回は120編以上の中から、橋本先生の論文を含む4編が優秀論文に選ばれました。

橋本先生の受賞論文名は「Improving the durability of resin-dentin bonds with an antibacterial monomer MDPB」。抗菌性モノマーであるMDPBを接着性レジンシステムに応用するとレジン・象牙質接着の耐久性が向上することを明らかにしました。これは、橋本先生が学位論文として取り組んだ研究内容をさらに進化、発展させたもの。この論文で、本研究は「一区切りついた」と橋本先生。今後の方向性は今のところ未定だそうです。

学会学術奨励賞や優秀発表賞など、これまでも数々の受賞歴がある橋本先生ですが、論文賞は今回が初めて。「全く期待していなかったので、(論文賞を)取れてびっくりした」と控えめに受賞の喜びを語ってくれました。

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