2025年12月6・7日に新潟市で開催された「第45回日本看護科学学会学術集会」において、本学看護学部成人看護学領域(以下、成人看護学領域)は「学士課程で口腔健康管理の基礎を身に付ける!~口腔アセスメント教育への挑戦~」をテーマに、実践型の交流集会を開きました。以下、交流集会の概要を紹介します。
≪Note:日本看護科学学会について≫
1981年の設立当初から、日本学術会議への登録申請、科研費分科・細目新設の申請を推進。1988年には国際学術集会を開催。わが国初の看護系英文雑誌「Japan Journal of Nursing Science (JJNS)」の創刊や、「世界看護科学学会(World Academy of Nursing Science (WANS))」の設立を提案し、2009年にはWANS発起会と第1回学術集会を開催するなど、グローバルな視点からわが国の看護学の発展を推進している。
≪Note:日本看護科学学会について≫
1981年の設立当初から、日本学術会議への登録申請、科研費分科・細目新設の申請を推進。1988年には国際学術集会を開催。わが国初の看護系英文雑誌「Japan Journal of Nursing Science (JJNS)」の創刊や、「世界看護科学学会(World Academy of Nursing Science (WANS))」の設立を提案し、2009年にはWANS発起会と第1回学術集会を開催するなど、グローバルな視点からわが国の看護学の発展を推進している。
交流集会の趣旨
近年、看護実践における口腔健康管理の重要性は、誤嚥性肺炎の予防や全身状態の維持・向上、QOLの向上などに加え、糖尿病やがんなどの疾患とも深く関わっていることから一層高まっています。成人看護学領域では、先行研究をはじめ、看護系のテキストなどを網羅した結果、看護教育において口腔衛生管理をどのように位置づけ、何を・どこまで教授するかについて十分に整理されているとは言い難いという結論に至りました。そこで、口腔健康管理を対象者の多面的アセスメントを構成する重要な一要因として捉え、看護の視点から口腔アセスメントの意義を再確認するとともに、看護基礎教育への導入の在り方について検討することを目的としてこの交流集会を持ちました。
概要
〇形式:演習型交流集会
〇対象:看護教育に携わる教員、看護職
〇内容:講義および演習、意見交換
内容
はじめに、看護における口腔健康管理の現状と課題について共有し、口腔衛生管理が全身管理および看護アセスメントにおいて果たす役割についてミニレクチャーを行いました。
次に、口腔健康管理を「ケア技術」にとどめず、対象者を多面的に理解するためのアセスメント項目の一つとして位置づける重要性を確認。その上で、参加者とともに、歯周病や食物残滓のある顎模型を用いて、口腔アセスメントの基本的視点や観察項目について、演習を通してディスカッションしました。
演習後のディスカッションは非常に活発で、各教育現場における指導上の工夫や課題が共有され、口腔アセスメントを系統的に教育に組み込む必要性が改めて認識されました。

