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大阪歯科大学

枚方産学公連携プラットフォーム主催
未病・予防対策事業

<認知症予防を考える市民公開講座-認知症の予防と治療のポイント->
を開催しました

講演中の藤野 武彦先生

市民公開講座の模様

 去る8月31日、本学楠葉キャンパス講堂において、枚方産学公連携プラットフォーム主催の未病・予防対策事業<認知症予防を考える市民公開講座‐認知症の予防と治療のポイント‐>を開催しました。
 講師には、認知症研究の権威である九州大学名誉教授・医学博士の藤野武彦先生をお迎えし、認知症の改善・予防の鍵であるプラズマローゲンの最新の研究成果と予防及び治療について、わかりやすくご講演いただきました。また、この講座の進行役である座長は、本学の川添堯彬理事長・学長が務めました。

 藤野先生は、永年の研究により、いわゆる「脳疲労」が「認知症」だけでなく「うつ病」や「ガン」などの原因となることをつきとめられました。そして、「脳疲労」の起こる原因が脳神経細胞などに含まれる物質<プラズマローゲン>の低下であることを発見され、「認知症」の予防及び改善のために、ホタテ由来の<プラズマローゲン>をサプリメントにして経口する方法が有効であることを詳細なデータをもとに示されました。さらに、会場内での<プラズマローゲン>に関する動画では、実際にサプリメントを経口した認知症の患者さんの劇的な症状改善が紹介され、受講者から驚きの声が上がりました。また、講演終了後の質問も多くあり、当初の終了時間を大幅に超えての市民公開講座となりました。

市民公開講座で座長を務める川添理事長・学長

 当日の受講者数は200名を超え、受講者アンケートの中では、「身近な問題で非常に良かった」「認知症に対する不安がなくなり前向きの姿勢で生きていけそうに励まされた」「講演内容がわかりやすく認知症に対する理解が大いに深まった」などの意見が寄せられたいへん好評でした。65歳以上の高齢者の5人に1人が罹ると予測されている「認知症」。藤野先生による研究の益々の発展に市民の大きな期待が高まっています。

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