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大阪歯科大学

2月26日、ランナー3万人が参加した大阪マラソン2023に、歯学部3年の小林周平さんがメディカルスタッフとしてボランティア参加し、ランナーの安全・安心に一役買いました。
自身も10㎞のランニングを日課とする小林さんが、今回スタッフとして参加したのは、将来医療従事者になる前に、人の役に立つ—いわゆる「公益」を体感できるいい機会と思ったから。附属病院で佐久間泰司教授による米国心臓協会AHAの認定救急講習を受講し、知識と技術を確認したうえで、本番に臨みました。

当日はコース26.5㎞地点の500mの範囲を担当。ランナーに緊急事態が発生した際に、救急医が到着するまで一次救命処置を実施して救急医に円滑に引き継ぐこと、軽症患者は車いすで救護所まで運ぶことが業務です。
小林さんはAED(自動体外式除細動器)隊のリーダーとして救命機材を携行して巡回。体調が悪くなる方もちらほら出るなか、歩けなくなったランナーを車いすで1~2㎞搬送するなどしました。
自分の頭で考え、臨機応変の対応が求められる今回の活動について「大学で行われている実習が有用性を発揮したと思う」と振り返った小林さん。「大変でしたが、やりがいのある行事でした」と感想を話してくれました。

この活動は、歯学部アドミッション・ポリシーの「医療人として社会に奉仕し貢献する使命感と気概を持つ」人材育成に合致するものです。
大阪歯科大学は今後とも広く社会に奉仕する人材を積極的に育成してゆきます。

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