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大阪歯科大学

受講生の声

各コース(全14コース)の感想

A-1口腔健康管理

「A-1口腔健康管理」は、口腔健康管理について、書面化の重要性と記載例、訪問時の記録の重要性、口腔衛生管理の手順とその手順の中で何が一番重要なのかなどを教えて頂きました。実習の際に使用する高齢者を再現したマナボット(愛称は「マナちゃん」とのこと)で口腔清掃の実習を行いました。このマナロボットのすごいところは、首の部分を開くことができ、マナボットで口腔清掃後、気管に水が流れているかなどがわかるようになっており、実際にどこに水がたまるのかを先生に教えて頂いたことが印象に残りました。

A-2プロービング・SRP・シャープニング

「A-2プロービング・SRP・シャープニング」は、プロービング・SRP・シャープニングの基礎知識と現在の記録とメモの重要性、プロービングまたはスケーリング時に出血が考えられる場合の効率的な順番などを教えて頂きました。実習は手用スケーラーを用いたスケーリングとシャープニングを行いました。わからないところがあればすぐに教えてくださり、先生が実際にスケーリングしている動作を各チェアのモニターで見ることが出来るのはとても見やすくて良かったです。

A-3スケーリング・PTC

「A-3スケーリング・PTC」は、手用スケーラーの特徴、パワースケーラー(超音波スケーラー、エアスケーラー)の原理と構成。パワースケーラーそれぞれの特徴と操作方法、スケーリングをするにあたっての感染予防対策と患者情報の把握、歯面研磨と研磨剤についてなどを教えて頂いた後、超音波スケーラーでの実習を行いました。使用する顎模型の歯は叢生で、いつもエアスケーラーを使用していたため、超音波は扱いづらいと感じました。スケーリングをもっと練習したい場合は、お金はかかるようですが「自己学習研修B」で予約をすれば、自習できることを教えて頂きました。今度予約してみようか考えました。実際に事前に予約し、午前中に授業を受けた後、午後から自習していた方もおられました。

A-4歯科材料・機器・診療補助

「A-4歯科材料・機器・診療補助」は、最初に実習に必要な事前説明の後、実習する内容は受講生の希望により決まりました。今回実習を行わないラバーダム防湿、隔壁法などは先生が器具を用いて教えて頂いた後実習に移り、連合印象、インジケーターを使用したデンタル撮影(デジタル)の位置決め、TEKの製作と仮着、アイスペシャルというカメラを用いての口腔内撮影(模型)を行いました。2人1組で実習しましたが、受講生の皆さん優しくて話しやすい方でした。

A-5口腔機能リハビリテーション

「A-5口腔機能リハビリテーション」は、摂食嚥下に関する内容、嚥下造影検査、がん治療と口腔、オーラルフレイル、口腔リハビリについて授業をした後、口腔機能精密検査をいくつか実習しました。義歯やかみ合わせに関する内容は診療の際、特に気になっていたことが知ることができてよかったです。私はこの授業を受けて、臨床実習を受けてみようと思いました。

A-6訪問歯科診療

「A-6訪問歯科診療」は、介護の3原則(➀安心・安全、➁自立支援、➂個人の尊厳の尊重)、話し方、動き、車椅子の基本構造と動かし方、車椅子から半身麻痺患者の方を歯科用チェアーに移動させる方法、サルコペニアについて、杖の方に対する介助方法、理解度テストなどを行いました。実習では、サルコペニア診断を一部行いました。握力測定、骨格筋量(測定は上腕周径・皮下脂肪厚のみ)、歩行速度、起居を測定したあと、体験スーツ(高齢者の状態を体験するスーツ)を着用後、杖を使用した三点歩行と二点歩行の違いを体感し、歩行速度と起居を測定、体験スーツ無しとの違いを比べました。体験スーツは重りに加え、背中が曲がるように前かがみの位置に固定され、視界を悪くするための視覚障害ゴーグルとイヤーマフが装着するため、通常の時とは違う体験が出来てとても勉強になりました。車椅子からの歯科用チェアーに移動させる正しい方法などは忘れてしまっていたので再度学ぶことが出来てよかったです。

A-7感染予防・医療安全

「A-7感染予防・医療安全」は、ヒューマンエラー、感染予防について学びました。ヒューマンエラーでは、同じ文字を30秒間書いたり、クイズが2問ほど出され、どれも勘違いや、認識の間違いなどを体験することが出来るように作られたものでした。最後に、研修センターにあるオートクレーブなどの機器の紹介後、実習でチェアーに残っている残留水の排出方法などを教わりました。残留水の排出を行ったことがなかったため、必要性を知れてよかったです。

A-8医療コミュニケーション

「A-8医療コミュニケーション」は、先生が作成した動画を拝見後、確認テストを行ったり、コミュニケーションに関する内容での問題や実習があり、話を聞くだけではない参加型の学習方式でとても楽しく学ぶことが出来ました。

A-9全身管理

「A-9全身管理」は、バイタルサイン、麻酔について、救命措置、口腔内落下物の対応について学びました。実習は生体情報モニターを使用し、受講生同士でお互いの測定と点滴を組みました。モニター7や点滴を組むのは初めてだったため、とても勉強になりました。

A-10周術期の口腔機能管理・口腔インプラント

「A-10周術期の口腔機能管理・口腔インプラント」は、なぜ周術期等口腔機能管理が出来たのか、なぜ必要なのか。がんの患者様に対するアプローチ方法、インプラト、基礎知識などを教わりました。症例に対してどのような治療をし、患者様の希望に沿ったリハビリを行ったかなども詳しく知れて良かったです。

A-11保険診療・診療報酬・電子カルテ

「A-11保険診療・診療報酬・電子カルテ」は、保険診療と診療報酬の基本的ルールと歯科衛生士が関わる算定について学んだあと別の場所に移動し、実際に電子カルテの入力をさせて頂きました。電子カルテを入力したことがなかったため、話を聞くだけではなく実際に入力の練習が出来てよかったです。

A-12歯科衛生士の3大業務(臨床研修オリエンテーション)

「A-12歯科衛生士の3大業務(臨床研修オリエンテーション)」は、実際の研修での注意点や内容を教えて頂けました。臨床実習を受けるつもりだったので事前にある程度お話をお聞きすることが出来てよかったです。

A-13歯科英語実践講座

「A-13歯科英語実践講座」は、英語で患者様への声掛け、誘導、質問をする方法を教えてくださいました。基本難しい英語は使用しないそうで、英語が苦手な私でも分かるように教えてくださる明るく優しい先生でした。

A-14口腔内スキャナー

「A-14口腔内スキャナー」は、口腔内スキャナーについての機能と種類などを教わり、模型で口腔内スキャナーを練習した後、希望がある受講生同士でお互いの口腔内で撮影をしました。何度かスキャンが失敗した際は、なぜ失敗したのか、どうすれば上手くいくかを何度も教えてくださるので初めてでしたがとても勉強になりました。

まとめ : 全てのコースを受講した感想

各コースとても工夫され、実習も想定していたよりも多いので驚きました。ここまでさせてくれるのかと思う内容もあったので、受講してよかったと思います。また機会があれば受けようと思います。

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