
去る9月13日(土)、横浜市の鶴見大学で開催された第23回歯型彫刻コンテスト『ほるほる』(首都圏歯科技工士会連合会主催)において、本学医療保健学部口腔工学科4年の伊藤有里さんが、学生の部で最優秀賞を受賞しました。

学生の部には20名が参加し、90分間で歯型を模刻。始発で会場へ向かう道中は不安な気持ちがあったものの、競技が始まると普段のカービングを思い出し、周りに影響されずに落ち着いて彫り進めることができたと言います。
伊藤さんは、学科内の実技コンテストでの成績はもちろん、今年1月に豊中市で開催された第7回国際歯科技工学術大会(日本歯科技工学会主催)のテクニカルコンテストで銅賞、さらに、今月発表された第16回歯科技工G-1グランプリ(和田精密歯研株式会社主催)でも最優秀賞を獲得。その実力は、今や学内外に認められています。

こうしたコンテストに積極的に参加する理由について、伊藤さんは「学校以外の人たちの実力を知りたい。また、自分がどの程度の技術を持っているのかを客観的に知ることができる」と話します。
もともと手先が器用だという伊藤さんは、「手に職をつけたい」と国家資格である歯科技工士を目指すように。大阪歯科大学に入学してからは、授業や実習のみならず、自主的に石膏カービングを行うようにしているそうで、「その成果がこのような素晴らしいコンテストでの受賞につながり大変うれしく思う」と喜びを語ってくれました。

来月には名古屋市で行われる日本歯科技工学会第47回学術大会「歯型彫刻テクニカルコンテスト」が控えており、同じ口腔工学科4年の福田陽大さんとともに出場予定。ここでも、日々鍛錬した腕を発揮してくれることでしょう。
今後は・・・
「石膏カービングだけでなく多くを学び、吸収し、大阪歯科大学に入学してよかったと思えるように日々を過ごしていきたいです。卒業後は、歯科技工士として患者さんの笑顔につながるような歯科技工を行えるよう、努力していきたいと思います。」
大阪歯科大学医療保健学部口腔工学科について
本学口腔工学科では、歯科技工士に必要な専門知識や技術に加えて、4年制大学ならではの幅広い教養を身につけることができます。また、歯科技工士資格に加えて、社会福祉士やITパスポートなどの資格取得にも挑戦でき、進化し続ける医療業界で活躍するための思考力と実践力を培うことができます。 “ものづくり”の楽しさと医療のやりがいを両立できる歯科技工の世界に、あなたも飛び込んでみませんか?